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アメリカ留学を考えた時に、やっぱり気になるのが費用面。手続きから始まり学費や滞在費など次々と費用が嵩んで高額になるイメージですが、実際は留学する学校やエリアによって大きく異なります。
今回は半年間アメリカ留学すると想定し、その半年間にかかる費用をエリア別・項目別に詳しく解説。合わせて節約すべきポイント、そうでないポイントもご紹介します。

 

半年間のアメリカ留学の費用項目

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アメリカ留学をするにあたり、学校の授業料や現地での滞在費など必ず必要となる費用があります。もちろん選択する学校や滞在エリアによって総額は変わってきますが、まずは項目別に大体の概算をご紹介します。

 

語学学校の授業料

広いアメリカではその分教育機関が非常に多く、選ぶ学校やエリアによってその費用は大きく異なります。講師の質や設備によっても差があり、基本的には高い学費を支払うほど学校の質も上がると考えて間違いありません。安い学校を探せばいくらでも見つかりますが、ビルの一室を教室として使っていたり講師の目が届かないほど生徒が多かったり、中には無認可の格安校などもあるので学校選びは慎重にしましょう。
また、語学学校へ通う場合と現地の学校へ通う場合とでも費用が異なります。語学学校では1~2週間単位で学費が設定されていることが多く、長く通う場合は「長期割引」が受けられるため費用は半年間で40~100万円ほど。現地の大学に通う場合は州立と私立でも差があり、州立で50~80万円ほど、私立で100~200万円ほどが目安です。

 

現地の滞在費

渡航先次第で最も大きく変わるのが現地での滞在費。家賃や光熱費などアメリカに滞在するのに最低限必要となる費用で、滞在先はアパートシェア、ホームステイ、寮の中から選ぶのが基本です。
一般的に最も費用を抑えられるのがアパートシェアで、部屋数に合わせてシェアする人数が増えるほど安くなります。基本的にホームステイは光熱費や食費込み、学生寮でもオプションで食事を付けることができるため、その分生活費や交通費を抑えられるのがメリットです。いずれにしても、留学するエリアによって都心部と郊外では費用に3~5倍ほどの差が出る場合があるため、いくつか代表的な都市を挙げて滞在費をご紹介しましょう。

 

ニューヨーク

滞在の種類 1ヵ月の相場 半年間にかかる費用
アパートシェア 700~1,500ドル 45~100万円
ホームステイ 1,500~1,800ドル 100~120万円
1,300~2400ドル 85~160万円

大都市ニューヨークは世界的に物価もトップクラスで、滞在費も他のエリアの相場に比べると数倍高くなる場合があります。中でも寮は比較的高く、食費は別にかかる場合がほとんど。部屋の広さやシェアする人数などによっても費用が異なるため、ニューヨークで滞在費を抑えたい場合は複数の滞在先をよく比較しましょう。

 

ロサンゼルス

滞在の種類 1ヵ月の相場 半年間にかかる費用
アパートシェア 700~1,200ドル 45~80万円
ホームステイ 1,100~1,500ドル 70~100万円
1,000~2,000ドル 65~135万円

ハリウッドで知られるロサンゼルスですが、都市部と郊外で滞在費に大きく差が出ます。物価の相場はアメリカ国内でも高い方ですが、滞在費はニューヨークに比べると全体的に安く、交通の便もいいため多少郊外で暮らしても不便はありません。

 

ボストン

滞在の種類 1ヵ月の相場 半年間にかかる費用
アパートシェア 600~1,100ドル 40~70万円
ホームステイ 800~1,200ドル 50~80万円
1,000~2,000ドル 65~135万円

ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など有名大学があるボストンは、学生が多いため比較的物価が安く、滞在費も全体的に安い傾向にあります。景観を守っているため高層マンションなどは少なく、費用を抑えたい人たちには郊外の一軒家でのルームシェアが人気です。

 

シカゴ

滞在の種類 1ヵ月の相場 半年間にかかる費用
アパートシェア 600~1,000ドル 40~65万円
ホームステイ 450~1,000ドル 30~65万円
1,000~2,000ドル 65~135万円

アメリカ北東部に位置するシカゴでは、滞在費を抑えるなら朝・夕2食付きでリーズナブルなホームステイがおすすめです。ただしホームステイ先は都市部だけでなく郊外各地にも点在しているため、学校からの距離を考えてエリアを選びましょう。

 

現地の生活費

滞在費と並んで費用の負担になりやすいのが、現地での生活費です。アメリカは日本と比べても全体的に物価が高く、どのエリアに滞在したとしても滞在費と同じくらい生活費が必要となるのが一般的です。

生活費の大部分を占めるのが食費ですが、アメリカでは基本的に外食は高いので要注意。レストランで1回食事をすると1人2,000~4,000円程度、ファストフードでも1,000円程度が相場と覚えておきましょう。スーパーマーケットで購入するものに関しては日本の物価と大差はなく、反対に大容量で安い商品も多いのである程度自炊できるようにしておくと安心ですが、それが難しい場合はホームステイなど食事がついた滞在方法を選ぶことで生活費を抑えられます。

また、都市部に行くほど観光や娯楽スポットが多くなり、遊びやショッピングなどに使うお金も増えます。交際費や交通費、アクティビティなどに使うと想定して、生活費は1ヶ月5~8万円ほど用意しましょう。

 

ビザの申請費用

アメリカでは基本的に滞在期間が3ヶ月以内であればビザの申請は不要ですが、半年間の留学では必ず申請しなければなりません。ビザの申請費用は160ドル(約17,000円)ですが、それに伴う他の手続きにも以下の費用が発生します。

項目 費用 備考
ビザ申請費用 160ドル あくまでも申請費用のため、ビザを取得できなかった場合にも返金はありません。
パスポート取得費用 5年間有効:11,000円
10年間有効:17,600円
SEVIS費用 M-1ビザ・F-1ビザ:350ドル
J-1ビザ:200ドル
取得するビザの種類によって異なります。
入学許可証(I-20)発行手数料 200~500ドル 学校によって異なりますが、350ドル前後が一般的です。
I-20送料 70~100ドル 学校によっては発行手数料に含まれる場合があります。

パスポートの申請費用を除いても、日本円で10万円前後は必要です。また、これらの料金は変更になることがあるため、申請時には必ず最新の情報を確認しましょう。

※下記記事も参照してください。

留学で使えるビザは2つ|ネイティブ5国のビザ2種の取得方法も徹底解説!

 

海外渡航保険

アメリカ留学するにあたり、忘れてはいけないのが海外渡航保険です。少しでも費用を抑えようと保険に未加入のまま渡航する人がいますが、現地でどんなトラブルがあるか分からないため必ず申し込みましょう。

半年間の保険料の目安は8~15万円ほどで、保険会社や申込むプランによって金額や補償内容が変動します。安いからといって安易に決めてしまうといざという時に保険で賄えない場合もあるため、申込み時にいくつかのプランを比較、検討するのがおすすめです。

特にアメリカは日本と比べると医療費が非常に高額なため、医療費がある程度カバーされるものを選ぶのが原則。それに加えて盗難補償や裁判になった場合の個人賠償などが付いているものであれば安心です。

 

渡航費用

日本とアメリカを往復するためのチケット代金が必要です。原則として、学生ビザを取得している場合は片道チケットさえ購入しておけばアメリカに入国できますが、入国審査の際に帰国時のチケット代金を含め十分な資金があるかどうかを確認される可能性があるため、英語力に自信がない人は予め往復チケットを購入して持参する方が確実です。

チケット代金は航空会社や出発日などによって大きく異なり、また直行便か経由便かによっても変動しますが、一般的には15~20万円程度です。

 

半年間のアメリカ留学の費用で節約すべき項目

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半年間のアメリカ留学には膨大な費用がかかるように感じますが、ちょっとした工夫で費用を大幅に減らすことができます。以下では、留学費用をできるだけ抑えるための節約術をご紹介します。

 

節約項目①:海外渡航保険

クレジットカード付帯保険

クレジットカードの中には海外での事故を補償する保険があらかじめ付帯しているものがあり、それらのクレジットカードを利用すれば、海外渡航保険の費用を節約することができます。

クレジットカードに付帯する海外渡航保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があり、自動付帯は対象のクレジットカードを持っているだけで自動的に補償対象となるもの、利用付帯は航空券など渡航に関する支払いを対象のクレジットカードで行った場合に保険が適応されるものです。ただし、注意すべきなのがクレジットカード付帯の補償期間がいずれも渡航日から数えて最長90日間であること。つまり3ヶ月以上の滞在には不向きで、半年間の留学のうち半分は補償期間外となってしまうため注意が必要です。

裏ワザ紹介

クレジットカードの付帯保険で、半年間の留学をカバーするための裏ワザをご紹介します。クレジットカード付帯の保険は基本的に渡航日から90日間のみ補償対象になるとご紹介しましたが、実はもう1種類「現地のクレジットカード支払いで補償が発動するクレジットカード」というものがあり、それを利用することで90日以降の補償をカバーすることができます。補償期間を最大限伸ばすためには、まずは渡航日から補償されるクレジットカードで90日ギリギリまでカバーし、90日目が近づいてきた時点で現地で2枚目のクレジットカードを使って「公共交通機関」の支払いをします。どの会社のカードも基本的に、現地で利用付帯が有効になるのは「公共交通機関」の支払いのみというカードが多いため、そこだけは確認しておく必要があります。

 

※こちらも参考にしてください。

海外留学で保険の加入は必須!選び方や大手保険会社5社の料金を比較

留学するならクレジットカード必須!選ぶ基準やおすすめ会社を徹底解説

国民健康保険

留学中の国民健康保険の扱いは、留学をする時点で「海外転出届」を出すか出さないかによって変わります。海外転出届を出す場合、その期間中は日本の国民健康保険に加入しないことになるため補償は受けられませんが、海外転出届を出さずに留学する場合は、保険料の支払いが滞らない限り留学中も国民健康保険加入者とみなされ、アメリカで支払った医療費に関して帰国後に請求できる制度があります。

注意すべき点は「日本の治療費に換算した場合の7割」だということ。つまりアメリカで支払った医療費の額は実質関係がなく、日本で同等の治療を受けた場合の相場に換算し、その7割が返済されるという仕組みです。アメリカは特に医療費が高く、現地で100万円支払ったところ日本の医療費に換算すると20万円だったため実際は6万円しか返済されなかったというのもよくある話なので、その仕組みをよく理解しておきましょう。

 

節約項目②:渡航費用

最近は、格安航空券を利用して留学する人が増えています。旅行会社のカウンターで直接相談しながら航空券を購入する方が安心感がありますが、手数料などの分が割高になるため少しでも費用を抑えたい場合はインターネットで購入するのがおすすめです。航空会社や旅行会社が行うキャンペーンやセール情報をこまめにチェックすれば、通常の半額ほどで購入できることも。

ただし、格安航空券の場合は原則として便の変更やキャンセルができないため注意が必要です。どうしても安い往復航空券が見つからない場合は片道分だけ購入し、留学中に帰国便の格安チケットを購入することも検討しましょう。

 

節約項目③:現地滞在費用

留学費用の中で大きな割合を占める滞在費を節約するなら、アパートシェアやルームシェアが基本です。アメリカでは日本のように1人暮らし用の安い物件はありません。そのため学生はアパートシェアをするのが一般的で、シェア相手を探している人も多いので物件は比較的すぐに見つかります。それよりさらに費用を抑えたいという人は、1つの部屋を複数でシェアするルームシェアもあります。

いずれもキッチンや浴室など自分の部屋以外は共有するため慣れるまでストレスを感じますが、滞在費が安いだけでなく異文化交流ができる、英語力がアップするなどメリットも大きい滞在スタイルです。

 

留学費用で節約すべきでない項目

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できるだけ留学費用を抑えたいところですが、無理に節約しない方がいい項目もあります。費用を抑えることに執着しすぎて失敗しないよう気をつけるべき点をご紹介します。

 

授業料にもっともお金をかける

前述した通り、アメリカでは授業料と学校の質は相関している場合が多く授業料が高いほど学校の質も上がる傾向にあります。言い換えれば授業料を見ればある程度のレベルが分かるので、留学生には比較しやすいということです。

中には授業料が極端に安い格安校もありますが、やはり教員や生徒のレベルが低かったり、申し込んだプログラム内容と異なっていたりとトラブルが発生する確率が高くなります。もちろん授業料だけで決めるべきではありませんが、安心して勉強に集中するためにも、授業料の節約は考えずある程度質の高い学校を選びましょう。

 

変動費である生活費で節約することは考えない

留学にかかる費用に関してはできるだけ節約したいところですが、滞在する環境や状況によって変動する生活費で節約を考えるのは得策ではありません。学費や滞在費など毎月の固定費はあらかじめ予算を決めておくことができますが、生活費に関しては思うように自炊ができなかったり、現地で友人ができて交際費が増えたりと予想するのは困難です。

ある程度必要になることを想定して、余裕を持った計画を立てておきましょう。

 

半年間のアメリカ留学の費用を抑えるためのエージェントの活用法

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エージェントに依頼すると高額な費用が掛かると思っている人も多いですが、最近は手数料無料というエージェントも増えています。また、エージェント独自の割引で学費や滞在費を抑えられる場合があるため、選択肢の1つとして活用法を知っておきましょう。

 

複数のエージェントを比較する

留学エージェントを上手に活用するコツは、複数の会社を比較することです。現在、国内だけでも1000以上のエージェントがあると言われていますが、それぞれの会社によって料金やサポート内容が大きく異なります。

複数のエージェントに見積もりを依頼することで、費用面だけでなく自身に必要なサポートは何か、本当に信頼できるエージェントか、などたくさんの情報を得ることができるので、たとえ希望するエージェントがすぐに見つかったとしても必ず複数の会社を比較しましょう。

 

サポート内容の必要性を吟味する

「留学エージェント」と一言で言っても、留学に関する手続きのみをサポートしているエージェントから、留学前の相談から帰国後の就職までフォローしているエージェントまでサポート内容はさまざまです。基本的にサポート内容が充実すればするほど費用はかかりますが、本当にそのサポートが自身に必要なのかを検討した上で契約することが大切です。

反対に安さに惹かれて契約し結果的に希望したサポートが受けられなかったという場合もあるので、サポート内容に関しては必ず納得できるまで説明を受けて吟味するのがポイントです。

 

まとめ

半年間アメリカに留学すると、授業料や滞在費、生活費などの費用を合わせて最低でも200万円前後が必要です。選ぶ学校や渡航先によって費用は大きく異なりますが、保険代や渡航費など節約できる部分で費用を抑えながら学校は質で選ぶなど、しっかりとメリハリをつけて後悔のない充実した留学生活を送りましょう。

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FlyOut編集部

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