Internet

アメリカ留学を控えている方の中には、現地のネット環境が気になっているという方も多いはず。

「スマホやパソコンは、日本みたいに使えるの?」
「アメリカにもWi-Fiスポットってあるの?」

そんな不安を抱える方のために、今回はアメリカのWi-Fi事情について調べました。

空港や学校、ショッピングモールなど現地でのWi-Fi環境や、日本から持ち込むおすすめポケットWi-Fi、さらにはWi-Fi料金を抑えるコツまで徹底解説します。

アメリカ留学に持っていくべき荷物をまとめた記事はこちら↓

「やっぱり持って行けばよかった」を回避するアメリカ留学マストアイテム

アメリカのWi-Fi環境

wifi
「IT大国」として知られるアメリカは、「Wi-Fi大国」と言い換えてもいいほどWi-Fiが利用できる場所も充実しています。

学校や図書館だけでなく、留学中に必ず利用するレストランやショッピングモール、さらには公共スペースまで、実際どのくらいWi-Fiを利用できるのかご紹介します。

 

空港

留学生が利用するような大きな国際空港であれば、基本的にフリーWi-Fiの設備が整っています。

どの空港も接続時間に制限があるのが一般的ですが、日本の家族や現地のホストファミリーなどに到着の連絡をするには十分。

地方の空港では、有料で提供している場合もあるため、接続する際に注意が必要です。

以下は、フリーWi-Fiが利用できる空港の一部抜粋です。

・ロサンゼルス国際空港:【SSID】_LAX Free WiFi(45分間)
・サンフランシスコ国際空港:【SSID】SFO-WiFi(45分間)
・ジョン・エフ・ケネディ国際空港:【SSID】_Free JFK WiFi(4時間)
・オーランド空港:【SSID】_Free_ORD_Wi-Fi(20分間)
・マッカラン空港:【SSID】MaCarran WiFi(無制限)

ホテル

基本的には、どのホテルもWi-Fiが利用できます。

ただし、ホテルによっては有料であったり、ロビーや共有スペースのみ無料としていたりする場合もあります。

留学中、ホテルやモーテルなどに長期滞在する予定がある方は、あらかじめ滞在先に確認しておいた方が確実です。

一方、街中でWi-Fiスポットを探す際、最も手っ取り早いのもホテルです。

あちこちに点在しているので探しやすく、そのホテルに滞在していない場合でも、ロビーやカフェなどでフリーWi-Fiを利用できることが多いので、困った時には活用しましょう。

 

学校

アメリカでは、ほぼ全ての学校でWi-Fi設備が整っているので、留学生を受け入れる規模の学校であれば問題なく利用できる場合がほとんどです。

どの学校にも独自のWi-Fi設備があり、学生であれば大学が提供するWi-Fiネットワークを誰でも自由に使えます。

基本的にキャンパス内であれば、教室はもちろん、廊下、屋外、寮までWi-Fiアクセスが可能。

学校によっては学籍番号やパスワードが必要になりますが、その場合も入学時などに案内があります。

Wi-Fiルーターを個人的に用意する予定のない方は、学校の課題などを行う時にはネット環境が整った校内の自習スペースやテラスなどを活用しましょう。

 

レストラン・カフェ

多くのレストランやカフェでフリーWi-Fiが利用できます。

Wi-Fiを完備しているお店ではドアや窓に「Wi-Fi」と掲示されているので、それを目印にお店を探しましょう。

ほとんどの場合Wi-Fiにはロックがかけられており、パスワード設定が必要です。

パスワードはレジ付近あるいはレシートに記載されていますが、分からない場合はスタッフに尋ねると教えてくれます。

なお、アメリカ国内に多数店舗を構えるマクドナルドとスターバックスでは、フリーWi-Fiがパスワードなしで利用できます。

POINT
マクドナルドでは、Wi-Fi設定から「attwifi」を選択後にブラウザ画面で同意ボタンを押せば完了、スターバックスでは「Google Starbucks」を選択するだけでOKです。

ショッピングモール

都心部にあるショッピングモールであれば、基本的にはWi-Fi環境が整っているので、調べものや通話、メールなどをしながらショッピングを楽めます。

また、最近では「Target」や「Best Buy」などの大型スーパーでも、同じようにフリーWi-Fiが利用できる店舗が増えていますが、やはり都心部から離れてしまうとWi-Fiが利用できるショッピングモールやスーパーが少なくなってしまうので、利便性を優先するのであれば都心部にある留学先を探した方がいいでしょう。

 

公園

アメリカでは、フリーWi-Fiが利用できる公園がどんどん増えてきています。

ニューヨークを代表するセントラルパークやタイムズスクエアももちろん無料でWi-Fiの利用が可能。

ロサンゼルスのサンタモニカなどはシティ全体にWi-Fiの電波が飛んでいて、留学生にとって非常に嬉しい環境です。

また、都心から遠く離れた国立公園「グランドキャニオン」でも、ほとんどの施設内でフリーWi-Fiが提供されているので、留学中のデイトリップも安心です。

 

図書館

立地や規模に関わらず、ほとんどの図書館でフリーWi-Fiが利用できます。

どの図書館も2時間程度の制限時間が設けられているのが一般的ですが、ちょっと調べものをしたい時にもネットが使えるとよりスムーズに進められます。

 

公共交通機関

面積が広いアメリカでは、いくつかの公共交通機関でもフリーWi-Fiが提供されています。

中でも、ボストンからワシントンD.Cを結ぶ高速鉄道「アセラ・エクスプレス」内のWi-Fiは、都心部を離れてからもストレスを感じることなくネット通信ができると好評。

同じような路線で長距離バス「Megabus」内でもフリーWi-Fiが利用できますが、場所によって電波が不安定になることも多いので、より快適な旅を求める方には断然「アセラ・エクスプレス」がおすすめです。

 

シェアハウス

借りる部屋によっても異なりますが、ほとんどのシェアハウスにWi-Fi設備があります。

しかし、基本的にオーナーや住人が有料で契約しているものなので、利用する場合はインターネット料金が必要。

料金は、家賃に含まれる場合と別途必要な場合があるので、契約の際に確認しましょう。

 

渡航前に用意したい人におすすめのWi-Fi

router

どれだけ公共のWi-Fi設備が充実しているからといって、アメリカ国内どこへ行ってもWi-Fiが利用できるというわけではありません。

そこで、最も安心なのは日本でポケットWi-Fiを契約して持って行くこと。

海外対応のポケットWi-Fiを取り扱っている会社はいくつもありますが、今回はその中から特におすすめの会社を3つご紹介します。

 

グローバルWi-Fi

1日料金 【3G回線】
250MB:670円
500MB:770円
【4G回線】
250MB:770円
500MB:970円
1GB:1,270円
30日パック料金  【4G回線】15,000円(300MB/日)

イモトのWi-Fi

世界中を旅するタレント・イモトアヤコが宣伝する「イモトのWi-Fi」。知名度が高く、口コミも多いので初めての方も安心です。

1日料金 【3G回線】
500MB:980円
1GB:1,280円
【4G回線】
500MB:1,580円
1GB:1,880円
30日パック料金  【3G回線】19,200円(500MB/日)

【4G回線】28,000円(500MB:日)

Wi-Ho!

1日料金 【4G回線】
300MB:750円
500MB:1,050円
1GB:1,250円
無制限:1,850円
30日パック料金  なし

Wi-Fiが高いと感じる人は現地でSIMカードを入手するとかなり割安

SIM

自身でポケットWi-Fiを契約してアメリカに持ち込むよりも、安く快適にインターネットを利用する方法があります。

それは、現地でSIMカードを購入すること

SIMカードは空港やコンビニ、スーパーなどでも手軽に購入することができ、日本で使っているスマートフォンにセットすれば、すぐに利用できます。

Wi-Fiとの大きな違いは「通話」ができること。

もちろん、Wi-Fiの電波でもアプリを使えば通話ができますが、現地同士の通話や緊急の時などはスマートフォンの通話機能の方がスムーズな場合もあります

そんなSIMカードですが、利用する際いくつか注意点があるのでご紹介しておきます。

 

SIMカードを購入するには身分証明書が必要になる場合があるので準備しておく

アメリカには、使った分だけ金額を支払うプリペイド形式の「Pay As You Go」と、月額契約で無制限で利用できる「Monthly Prepaid」2種類のSIMカードがあります。

 

Pay As You Go

最大の特徴は、購入に審査等が一切必要ないことです

使用した通信量に応じて支払いをするだけなので内訳が分かりやすく、空港の自販機やコンビニなどで手軽に購入できます。

ただし「Monthly Prepaid」と比べると料金が高くなってしまうため、長期留学の場合はおすすめできません。

 

Monthly Prepaid

最近は、こちらのSIMカードがアメリカで主流です。

ほとんどのプランで通話とショートメールは無制限、インターネットのデータ使用量によって金額が変わります。

通話時間やデータ使用量を気にすることなくスマートフォンを利用することができるので安心ですが、契約時には身分証明書や銀行口座の提示が求められるため、予め準備しておく必要があります。

POINT
留学生は、パスポートを持参しましょう。

 

また「Monthly Prepaid」は、日本と同じように現地キャリア会社と契約することになるので、英語が話せない場合は契約が困難です。

留学後慣れるまでは「Pay As You Go」を使い、ある程度英語で対応できるようになってから「Monthly Prepaid」に切り替えるのもいいでしょう。

大手キャリア携帯であれば、渡航前にSIMロックを解除する

基本的に、日本の大手3キャリア「docomo」「au」「softbank」で契約しているスマートフォンには、特定のSIMカードしか認識しないようにする「SIMロック」がかけられています。

このロックを解除しなければ、他のSIMカードに差し替えても認識せず、スマートフォンが利用できません

アメリカ留学で現地のSIMカードを利用したい場合は、必ずその「SIMロック」を解除する必要があります。

しかし、スマートフォンの機種や契約内容によってはSIMロックの解除ができないこともあるので、留学を決めたら早めにショップで確認しましょう。

SIMロックの解除自体は、各キャリアのアカウントページから手軽に行うことが可能です。

操作に不安がある場合はショップの店頭でも対応してもらえますが、別途手数料がかかることがあるので注意が必要です。

wi-fi利用はそれぞれのメリット・デメリットを把握して最適な選択を

closeup of a wireless router and a man using smartphone on living room at home ofiice

学校だけでなくホテルやレストラン、公園などアメリカでは多くの施設でWi-Fiを利用できます。

渡航前に用意したい方にはレンタルポケットWi-Fi、なるべく費用を抑えたい方には現地でSIMカードを購入するのがおすすめです。

それぞれのメリット・デメリットを理解して、快適な留学生活を送りましょう。



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FlyOut編集部

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