イギリスは入国もビザ取得も厳しい国として知られています。
長期で留学する場合学生ビザが必要となりますが、ビザの種類によって条件や必要書類、料金が異なりますので、本記事ではビザ取得に必要なものや、申請までの流れをご紹介します。
イギリス留学を検討している方は、まずはビザについての知識を深めておきましょう。
イギリスへの留学で必要なビザ
イギリスへ留学する際、期間に応じて必要なビザが異なります。
取得条件や必要書類、申請費用などを確認しましょう。
※以下に記載する情報は、金額を含め2019年4月現在の情報です。ビザの情報は予告なく変更される場合があります。
長期学生ビザ Tier 4 student visa
11か月以上イギリスに滞在する際に必要となる、一般的な学生ビザです。
期間が長い分取得の難易度も高いですが、その分メリットもあります。
長期学生ビザでできることは以下の通りです。
・ビザの延長
・就業(条件つき)
・同伴者(配偶者・子どもなど)のビザ発行
条件
・留学先の学校から入学許可証を発行されている
・英語力がある
・イギリスで生活できる資金を持っている
必要書類
・資金証明書
・18歳未満の場合、法定後見人の同意書
・18歳未満の場合、保護者との関係を証明するもの
・必要に応じて追加の文書を提出する必要もある
費用
£348
短期学生ビザ(6ヶ月)Short-term study visa (Up to 6 months)
6ヶ月以内の滞在の場合はビザの申請は不要ですが、就学を目的とした場合、6ヶ月以内でも入学許可書・資金証明などを提示して、入国許可を得る必要があります。
そのため、万が一入国許可が下りなかったことを想定して、事前に短期学生ビザを取得しておくのもひとつの方法です。
ビザを取得しておくと入国がスムーズになるので、現地での英語のやり取りに自信がない人や、入国許可が下りるか心配な人はこちらを取得しておくといいでしょう。
条件
・イギリスで生活できる資金がある、または親戚や友人からの支援がある
・帰国、もしくは旅を続ける資金がある
・18歳未満の場合、旅行や滞在の手配がされている
・保護者から勉強する許可を得ている
必要書類
・資金証明書
・滞在予定場所の詳細
・18歳未満の場合、保護者の連絡先
費用
£97
短期学生ビザ(11ヶ月)Short-term study visa (Up to 11 months)
期間は7~11ヶ月までで、語学学校などへ通う場合に必要になるビザです。
英語力の証明は不要です。長期学生ビザよりも取得しやすく、費用も安く抑えられますが、その分できることも長期学生ビザより少なくなります。
条件
・目的は英語を学ぶこと
必要書類
・資金証明書
・滞在予定場所の詳細
・18歳未満の場合、保護者の連絡先
費用
£186
ワーキングホリデービザ YMS(Tier 5:Youth Mobility Scheme)
イギリスのワーキングホリデービザは、YMS(Tier 5:Youth Mobility Scheme)と呼ばれる就労ビザです。
2019年は定員が1,000人で、希望者は生年月日などを記載したメールを送り、その中から抽選で選ばれます。
2019年現在、2020年の情報はまだ公開されていません。
条件
・同居や生活の面倒を見る必要のある子どもがいない
・£1890以上の貯蓄がある
必要書類
・£1890以上の貯蓄があることを証明する書類
費用
£1890以上
イギリス留学のためのビザ申請の手順
ビザの申請開始は、出発の3カ月前からとなっています。
手続きに時間がかかることも多いので、早めに準備を始めましょう。
オンラインにてビザ申請
まずは以下のページにて、オンラインで申請します。
全て英語で、審査に時間かかるので早めに申請しましょう。
Visa4UK – Welcome to Visa4UK
ビザ申請センターの予約
まずはサイトから申請の予約をしたら、東京か大阪にあるビザ申請センターに行きましょう。
詳しい申請方法は、以下サイトにて事前に必ずチェックてください。
英国ビザの申請方法
ビザ申請センターへ来館
申請から14~30日程度でビザが発行されます。受け取りにいくか、郵送(有料)してもらいましょう。
注意点としては、必ず本人が来館し、15分前には到着していることです。詳しい注意点はサイトにて確認しておきましょう。
英国ビザの申請方法
ビザ申請センター
住所:東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4F
申請受付時間:月曜~金曜 午前8:00~午後2:00
住所:大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F
申請受付時間:月曜~金曜 午前8:00~午後2:00
プライムタイムサービス受付時間:月曜~金曜 午後2:00~午後4:00
ビザ申請に関する注意点
ビザの基本的な情報をおさえたら、注意点も確認しておきましょう。
イギリスの長期のビザの取得は難しくなっている
テロや移民などの問題もあり、イギリスの長期ビザを取得することは年々難しくなってきています。
特に就労ビザは人気が高く狭き門のため、なかなか取得できないのが現状です。
審査も厳しくなってきているので、留学する際はしっかりした目的を持ち、滞在中の環境を整え、資金を潤沢に用意することが重要です。
最新のビザの情報は常に確認しておく
ご紹介した内容は2019年4月現在の情報です。
ビザの情報は突然変わることもあるので、申請前に必ずUK Visas and Immigrationにて情報を確認しましょう。
渡航先の学校は英国国境局の認定校か確認する
留学生として入国する際は、通う学校が「英国国境局」に認定されている学校に限定されています。
学校を選ぶ際に、まずは英国国境国の認定校かどうかを確認しましょう。
プロのエージェントに代行を依頼するのも一つの手段
ご紹介したように、イギリスへのビザ申請は非常に難しく煩雑です。
さらに英語で手続き書類を書かなければならないため、記入ミスが起こり、申請が通らない可能性もあります。
そのため、初めてビザを申請する人や英語力に自信がない人は、プロのエージェントに頼むのも一つの方法です。
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