日本にいながら世界中のアイテムが手に入る昨今、アメリカ留学に際しても「足りないものは現地で調達すればいいか」なんて軽く考えている方はいませんか?
そんな方は要注意。
実は、現地に着いてから「やっぱり持って行けばよかった」なんてことになりかねない、マストアイテムがあるんです。
本記事ではアメリカへ留学する際、やっぱり持って行けばよかったアイテムをご紹介します。
目次
アメリカ留学で持って行けばよかった荷物のチェックリスト
アメリカ留学を決めたら、現地に着いてから「持って行けばよかった」と後悔しないためにも、まずは持ち物のチェックリストを作って整理することから始めましょう。
限られた容量の中で、必須アイテムからあると便利なグッズまでまとめました。
貴重品リスト
アメリカに限らず、留学で絶対に必要となるアイテムです。
これらのうち、1つでも欠けていると留学どころか入国さえ許可されない場合があるので、貴重品は出発までに繰り返し確認しましょう。
パスポート
アメリカに留学する際は、滞在予定期間に加えて最低6ヶ月の残存有効期間があるパスポートが必要になります。
何らかの理由で滞在が予定よりも長くなることも考えられるため、できるだけ残存有効期間が長いパスポートを用意できると安心です。
パスポートは留学中、唯一の身分証明書となるので、絶対になくさないように管理は徹底しましょう。
ビザ
留学生としてアメリカ国内に3ヶ月以上滞在する場合は、学生ビザが必要です。
3ヶ月未満の短期留学の場合、基本的にはビザは必要ありませんが、就業状況などによって異なるため確認が必要です。
航空券/帰国便の予約確認書(ビザを所有していない場合)
Eチケットは、プリントアウトして空港に持参します。
スマートフォンやタブレット端末を使ってEチケットを提示することもできますが、留学先で機器がうまく作動しなかった場合トラブルの元になるため、必ずプリントアウトして手元に持っておきましょう。
紛失に備え、余分にコピーしておくと安心です。短期の留学などでビザを所有していない場合は、帰国の意思を伝えるために、復路の予約確認書を提示しなければなりません。
こちらもプリントアウトを忘れずに。
現金
留学先に着いてすぐに両替所を探すのは手間となるため、日本にいる間に程度現地の通貨を用意しておきます。
慣れてくれば現地で換金ができるので、まずは日本円で10~20万円ほど両替しておくと安心です。
50ドルや100ドル紙幣を町なかで使用する場合、身分証明書の確認を求められたり、受け取りを拒否されることもあるので、できるだけ空港などで細かい紙幣やコインに分けておきましょう。
また、帰国の際に困らないために、日本円を1~2万円別の財布に用意しておくといいでしょう。
クレジットカード
現金が手元にない場合や高額の支払いをする場合に便利です。
ショップによっては利用できないブランドもあるため、可能であれば「VISA」「JCB」「Mastercard」などブランド違いのクレジットカードを2枚持って行きましょう。
海外留学保険証書
アメリカに留学中は、日本の健康保険を利用することができません。
日本と比べるとアメリカの医療費は驚くほど高額であるため、必ず海外留学保険に加入しましょう。
また、アメリカでは留学生に対し、学校指定の保険に加入することを義務付けている場合がほとんどです。
それだけでも補償内容はある程度充実していますが、英語で十分な対応ができるようになるまでは、日本の海外留学保険に加入しておくと手続きも簡単です。
入学許可証(I-20)
「I-20」と呼ばれる入学許可証は、留学生としてアメリカに入国する際に必ず必要な書類です。
学生ビザを申請する際にも必須となる書類ですが、アメリカ入国の際に提示を求められることもありますので、すぐに出せるように手荷物に入れて持ち歩きましょう。
紛失しても困らないように最低2部はコピーし、1部は自分で、もう1部は日本の自宅で保管しておくと安心です。
学校から送付された書類各種
「I-20」に加え、学校から送付された書類は渡航の際に必ず携行しなければなりません。
また、学生寮やホームステイ先など、滞在先の名称や住所が記載された書類も身分確認の際に提示を求められることがあるため、まとめて持ち歩くようにしましょう。
衣料品リスト
「念には念を」とついつい増えてしまいがちな衣料品ですが、基本的には1週間分の着替えに加え、天候によって調節しやすいアウターが1枚あれば十分です。
下着
2~3組を持って行き、毎日お風呂の時に手洗いすることで使い回しができます。
また、ヒートテックなどの肌着があれば、急な気温変化があった際にも安心です。
留学先によっては1日の寒暖差が激しい地域もあるため、コンパクトで気軽に着脱できるものが重宝します。
トップス
暖かい地域であればTシャツやカットソーが2~3枚あれば着回せますが、寒い地域ではニットが必須アイテムです。
荷物としてはどうしても嵩張ってしまいますが、現地で調達しようとすると夏服に比べて値段が高く、またサイズ感が合わないこともあるので、2枚ほどは持って行きましょう。
ボトム
男女ともにジーンズやチノパンが王道です。
アメリカでは、日本人のように日常的に着飾っている学生はあまりおらず、柄物のワンピースやワイドパンツなどは逆に悪目立ちしてしまう可能性があります
留学に際しては、「オシャレ」を重視するのではなく「着回しやすさ」や「機能性」に重点を置いて選ぶのがコツです。
靴下
下着と同様、毎日お風呂で簡単に洗濯できるので、2~3足で十分です。
寒い地域に留学する場合は厚手の靴下が必須となり、乾くにも時間がかかるので、多めに準備するか現地で調達しましょう。
アウター
パーカーやカーディガンも有用ですが、お手入れのことを考えると防水や撥水機能がついたウィンドブレーカーが万能アイテムです。
おすすめは、小さく折りたたむことができるポケッタブルタイプ。
留学先でも常にバッグへ入れておけば、急な天気や気温の変化にも安心です。
寒い地域に留学する場合は、ダウンが必須。合わせてマフラー、手袋、帽子が1つずつあると便利です。
パジャマ
こだわりがなければ余った部屋着で着回せますが、夜は唯一のリラックスタイムでもあるので、気に入ったパジャマがあれば持って行くことをおすすめします。
フォーマル服
男性ならジャケットにワイシャツ、スラックス、女性であれば少し華やかなワンピースがあれば、パーティーにも対応が可能です。
学校のイベントや面接などでも着用することができるので、無理のない範囲で持参しましょう。
水着
留学が夏季にあたる場合は、必ず持って行った方がいいアイテムです。
日本人と比べると大柄な人が多いアメリカでは、ちょうどいいサイズの水着を見つけるのに一苦労。
「気に入ったものがあれば、もう一着買う」
くらいの気持ちで、1着は日本から持って行くのがベターです。
電気製品リスト
アメリカ留学を乗り切るために、絶対に忘れてはいけないのがデジタルツール。
最低限これさえ持って行けばどうにかなる、と言っても過言ではないほどなくてはならないアイテムです。
スマートフォン
日本国内と同様、留学先でも欠かせないアイテムです。
普段通りコミュニケーションツールとしての使用はもちろん、目覚まし時計や電子辞書、迷った時のマップ代わりなどスマートフォンさえあれば留学先でも安心。
日本とは異なり、アメリカでは街の至る所でフリーWi-Fiが利用できるので非常に便利です。
また、日本国内で使用しているスマートフォンがSIMフリーであれば、現地でSIMのみ入れ替えることで従来通りにスマートフォンを利用できます。
日本で海外プランを契約して渡米するよりもかなり安価に済ますことができるのも魅力です。
パソコン
スマートフォンと並んで必須アイテムです。
アメリカでは、授業にノートの代わりにパソコンを持ち込む生徒も多く、課題の提出もパソコンに限定されている場合が少なくありません。
「Word」「Excel」「PowerPoint」など最低限のソフトは必ずインストールしておきましょう。
もちろん現地で購入することもできますが、高額になる上、全て英語での対処となるので、嵩張りますが使い慣れたものを持参するのが賢明です。
変圧器
日本の電圧は100Vですが、アメリカ国内では120Vか200Vが一般的です。
最近は日本でも240Vまで対応の電化製品が増えていますが、中には規格外のアイテムもあるので、それらを持参する場合は変圧器が必要になります。
また、アメリカではコンセントが3つの差し込み口になっているタイプが多いですが、日本のコンセントをそのまま使用することができるので、変換プラグは不要です。
ドライヤー
現地調達が可能ですが、到着後すぐに必要になる場合やこだわりがある場合は変圧器と合わせて持参しましょう。
最近は海外対応のドライヤーも多く販売されていますが、留学用に日本で新たに購入するのであれば、アメリカ到着後1~2日我慢して現地で購入する方が安価で確実です。
電気シェーバー
日本で日常的に電気シェーバーを使用している方は、留学先にも持ち込むことをおすすめします。
現地で購入することもできますが、重量や性能を含め全ての点において日本で販売されている製品の方が優秀です。その際、電圧だけはチェックしておきましょう。
日用品・医薬品リスト
日用品、衣料品は現地で購入できるとはいえ、使い慣れたものを持って行った方が安心です。
突然環境が変わると体調にも影響を及ぼしかねないため、しっかりと準備して持参しましょう。
通学用バッグ
両手が空いて、重いものが入れられるバックパックタイプがおすすめです。
ノートや教科書が思った以上に大きく嵩張ってしまう場合もあるので、大きめのサイズを選びましょう。
タオル
到着後すぐに使うために1~2枚あると便利。
スーパーなどでまとめ売りされているので、足りない分は現地で購入しましょう。
基本的に、公共の場にはペーパータオルやドライヤーが備え付けられているため、ハンカチやハンドタオルは不要です。
オーラルケア用品
アメリカで販売されている歯ブラシは、ヘッドが非常に大きく日本人には合わないことがほとんど。歯磨き粉と合わせて、1セットは持って行った方が安心です。
化粧品
特に基礎化粧品は日本で使い慣れたものを持参するのが安心です。
アメリカ人と日本人では肌質や体質が異なるため、無添加と謳っている化粧品であっても日本人には刺激が強すぎることも。
現地で購入する場合は予め調べたり、テスターで試したりしてから購入しましょう。
洗顔料/メイク落とし
化粧品と同様、日本人の肌に合わないものも多くあります。
顔は髪の毛と並んで水質の変化に影響を受けやすい部分なので、現地の生活になれるまでは普段から使い慣れた洗顔料やメイク落としを使用したいところです。
コンタクトレンズ/眼鏡
特にハードコンタクトを常用している人は注意が必要です。
ソフトコンタクトであればネットで購入が可能ですが、ハードコンタクトは基本的に現地で調達できないため、予備がある人はそれらも必ず持参しましょう。
予算が許せば、ワンデータイプのソフトコンタクトを用意しておけば、ケア用品が足りなくなる心配もありません。
普段は眼鏡をかけないという人も、いざという時のために眼鏡と眼鏡ケースは忘れずに。
目薬
そもそもアメリカのドラッグストアでは一般的な目薬はあまり販売されておらず、そのほとんどが医療用。
高額な上、あまり性能を理解せずに使用するのは危険なので、普段使っているものを多めに持って行くのがおすすめです。
シャンプー/コンディショナー/ボディソープ
大容量のものを持参する必要はありませんが、到着直後に使用する2~3日分は持参するのがおすすめです。
アメリカでは日本と異なり水道水が全て硬水。数日で髪の毛がギシギシになってしまった、という人も少なくないので、現地でケア用品を購入する場合は、予めしっかりと調べましょう。
爪切り
意外と忘れがちですが、絶対に必要になるアイテムです。
アメリカの製品はサイズが大きい上に性能がよくないため、初めての場合はうまく切れないことも。身だしなみを整えるためにも、使い慣れたものを持って行きましょう。
耳かき
耳かきは日本独特のアイテムなので現地での購入は困難です。普段から耳かきをする習慣がない人は必要ありませんが、そうでない人は必ず持参しましょう。
日焼け止め
紫外線が強いと言われるアメリカでは、日焼け止めがマストアイテムです。現地で調達も可能ですが、SPFが高くて刺激が強すぎたり、ベタベタしたりと決して品質がよいとは言えません。
そこまで嵩にもならないので、肌に合う日焼け止めを日本から持参するのがベストです。
生理用品
もちろんアメリカでも生理用品は購入できますが、日本製のものと大きく異なります。
素材はコットンではなく100%ナイロン製、サイズも大きいものがほとんどなので、特に肌が弱い女性はあるい程度持参しましょう。
足りなくなった場合は、他の荷物と一緒に日本から送ってもらうのがおすすめです。
折り畳み傘
最もおすすめなのは、超軽量タイプのコンパクト折り畳み傘。
現地でも手に入れることができますが、アメリカでは傘といえばとっても重く、耐久性の低いものがほとんどです。
コンパクトタイプなら荷物になることもないので、スーツケースの隅に忍ばせておきましょう。
洗濯ネット
アメリカの洗濯機は、日本のものと比べるとかなり威力が強く、下着や衣類が傷んでしまうこともしばしば。
そんな時は洗濯ネットに入れて洗えばダメージから守ることができます。また、ホームステイの場合はホストファミリーが一緒に洗濯してくれることも。
洗濯ネットを使用すればホストファミリーの洗濯物と混ざる心配がなく、そのまま乾燥機に移すこともできます。
最低大小2サイズを用意しておくのがおすすめです。
常備薬
普段から飲み慣れている風邪薬や胃薬、痛み止めなどは必ず持参しましょう。
アメリカで販売されている薬は日本の医薬品とは成分が異なるため、薬のせいでさらに体調が悪化してしまう可能性もあります。
留学する期間にもよりますが、どの薬も販売されている最大容量のものを1箱ずつ用意しておくといいでしょう。
病院で処方さている定期薬がある場合は必ず事前に医師に相談し、多めの処方が可能かどうか確認しておくことも大切です。
便利グッズリスト
荷物の容量が限られる中で「絶対に必要ではないけど、あったら便利!」というアイテムをご紹介します。
容量に余裕がある場合やスーツケースの隅にスペースがある場合は、ぜひ持って行ってみてください。きっと役に立つはず。
小さめのバッグ
留学と行っても休みなく学校へ通うわけではありません。
普段なら小さめのバッグの方が使い勝手がよく、学校とプライベートを分けることもできるので、余裕があればお気に入りのバッグを1つ持って行きましょう。
洗面器
シャワータイムや洗濯など何かと役立つアイテムです。手洗いの際、洗面台で洗うことに抵抗があるという人には特におすすめです。
圧縮袋
帰国の際は、資料やお土産などで行きよりも必ず荷物が増えるもの。衣類やタオルを圧縮することで、その分多くのアイテムをスーツケースに詰めることができます。
わざわざ持って行くというよりも、留学する際のパッキングに利用したものを帰国時まで保管しておくというスタンスで十分です。
ポケットティッシュ
ちょっとした汚れやケガなどの際に非常に役に立ちます。
アメリカではポケットティッシュの文化がなく、購入が困難で品質も劣るので、荷物の空きスペースに、クッション代わりに詰めていきましょう。
インスタント食品
留学したばがりの頃は現地の食事が合わない場合があるので、食生活に不安のある人は日本からインスタント食品を持ち込むのも一つです。
お湯を注ぐだけで食べられる麺類やみそ汁、ふりかけ、インスタントのお茶などが定番です。
文房具
現地で購入することもできるため最低限のアイテムで十分ですが、どれも品質はやはり日本製のものと比べると劣ってしまうため、気に入った筆記用具がある場合は持って行きましょう。
ただし、バインダーやリングファイルは要注意。日本のものはB5サイズの2つ穴が多いですが、アメリカでは日本にはない「レターサイズ」の3つ穴が主流なので、現地で調達するのが正解です。
ボイスレコーダー
英語に慣れるまでは、ボイスレコーダーがあると非常に便利です。授業を録音しておけば、その日の復習や聞き逃した部分がないかの確認ができます。
洗剤
現地のスーパーなどで気軽に購入できますが、到着後すぐに買いに行くのが困難な場合も。
分包タイプの洗剤を2~3回分持けば、その日の夜から簡単な洗濯ができます。
アメリカ留学前に準備する荷物を選ぶときのポイント
留学前はどうしても荷造りに追われてしまうものですが、いくつかのポイントを知っておけば本当に必要なものとそうでないものを見極められます。
アメリカに着いてから「持って行けばよかった!」と後悔しないためにも、ポイントを押さえて荷物を選びましょう。
現地のサイズが合わないものは持っていく
先にお伝えした通り、歯ブラシや下着、水着など日本人にはサイズが合わないものは持参するのが基本です。
小柄な女性などは、衣類も自分に合ったサイズを見つけるのが難しいことがあるので、少し多めに持って行く方がいい場合も。
それ以外は現地で購入したもので代用できるので、無理して持って行く必要はありません。
体調管理に関わるものは持っていく
留学の要とも言えるのが、滞在中の体調管理。
常備薬に日焼け止め、目薬やコンタクトレンズなど、普段から生活するのに欠かせないアイテムは忘れずに持って行きましょう。
この他にも、リラックスできるようなアイテムがあるという人は、いくつか持って行っておけば留学先で行き詰った時やストレスを感じた時に役立つはずです。
愛用している日用品以外は現地調達
実際アメリカに行ったとしても、日本で使用しているアイテムはほとんど現地やインターネットで購入できます。
よほど日頃から使い慣れているもの以外は、基本的に現地調達と考えておきましょう。
日本にしか売っていない必需品を最優先する
荷造りをしているうちに「あれもこれも」とつい荷物が増えてしまいがちですが、最後にもう一度はっきりと言います。
基本的には現地で何でも購入できるので、最優先すべきは日本にしか売っていないアイテムです。
医薬品やサイズ調整が難しいもの、高性能なアイテムなど、アメリカでは手に入らないものだけを持って行く、というくらいの気持ちで荷造りをしましょう。
チェックリストを使って持っていけばよかったと後悔しない荷物の取捨選択を
アメリカ留学をする際は、まず荷物のチェックリストを作ることが大切です。
貴重品や医薬品など絶対に必要などものに加え、衣類や日用品など必要最低限のアイテムを見極めるには、重要なポイントを押さえておけばバッチリ。
現地で購入できるものは省き、日本でしか手に入らないアイテムを最優先させましょう。
FlyOut編集部
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