建築物と女性

FlyOutが送る留学失敗談シリーズ。
今回は第6弾として、イギリスのロンドンに留学経験があるおにぎりさんにお話を聞きました。

さて、今回はどんな失敗談を聞けるのでしょうか・・・。

女性

留学生紹介
名前:おにぎり
留学した都市:イギリス・ロンドン
留学時期:2008年3月~2008年9月
使用ビザ:観光ビザ
現在は外資系不動産会社にて広報の仕事に従事

 

FlyOut編集部
FlyOut編集部
本日はどうぞ宜しくお願いします!まずは留学先や期間、経緯について教えてください。
宜しくお願いします。2008年3月から6ヶ月間、イギリスのロンドンに留学しました。実は高校生の時から何度かアメリカに留学の経験があったのですが、ヨーロッパに行ってみたいと思ったのでロンドンを選びました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど。留学中はどのようなことをされていたのですか?
高校生の頃からダンスをやっていたのですが、イギリスの時は語学学校に通いながら学校終わりにダンススタジオに行く、という日々を過ごしていましたね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
ダンスをやられていたんですね!ちなみに高校生の時はどれくらいアメリカに行かれたんですか?
1セメスター(9ヶ月)だけ現地の学校に通いました。この時は自分の意思ではなくて、親に行かされた感じですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど、ありがとうございます。では、早速今回のイギリス留学での失敗談についてお聞かせください!

 

ホームステイ先が最悪だった

建築物と女性

歴史的建造物の前とおにぎりさん

FlyOut編集部
FlyOut編集部
では、まずは1つ目の失敗談からお願いします。
1つ目は「ホームステイ先が最悪だった」ですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
結構留学あるあるですね。どのようなステイ先だったんですか?
色々あるんですけど…。まず、アフリカ系のご家庭でゴリゴリのクリスチャンの方々だったんですね。なので、とても宗教に厳しくて。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
ほう…。例えばどのように?
私が家の鍵に日本のお守りを付けているのを見て、ホストが「それ何?」と聞いてきたので私が「日本の神様的なやつ」と答えたら、めちゃくちゃ激怒されてしまって…。「他の神様を家に入れるなんてありえない!!!」みたいな。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほどー…。宗教の問題はセンシティブですもんね。そもそもなんでそのお宅をホームステイ先に決めたんですか?
その時の留学は大人になっていたこともあって、ホームステイ先の第一条件として「個室がある」ということを挙げていました。その結果、ロンドンの中心部からは少し離れたキャットフォードという場所のお宅になったんですけど、ここはそもそも当時は治安があまりよろしくなくて…。夜とかはあまり出歩けないような地域なんですよね。ただ、当時の私は個室重視だったので、そのお宅に決めました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
そうだったんですね。宗教的な問題はあったかもしれないですけど、個室も確保できてその他は快適だったんでしょうか?
それがそうもいかなくて…。ホストがナイジェリア系の方だったんですけど、毎食辛い系の料理でして。私が辛いのが苦手なので、それがかなり苦痛でした。で、辛いのが苦手なことをホストに正直に伝えたら、なぜかめちゃくちゃ爆笑されて終わってしまって(笑)。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
えー!なんですかその反応!じゃあ改善されないままだったんですか?
はい、そうですね。なので、仕方なくそのステイ先は2週間で出ることにしました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
それはかなりの短期滞在になってしまいましたね。その後はどうされたんですか?
その後は仕方なく通っていた語学学校に相談して、ルームシェアしか選択肢がないことは分かっていたんですけど、部屋を紹介してもらいました。最終的に、3人部屋に住むことになりましたね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
個室を諦めるしかなかったんですねー。そのお家はどうでしたか?
それが…。めちゃくちゃ良かったんです!そもそもお家自体がホテルみたいに綺麗で、3人部屋も思ったよりも辛くなくて。というのも、相部屋の子たちが年齢も20代後半で、大学院生とビジネスインターン生だったんですね。なので、生活上のギャップとかを感じることも少なかったですし、むしろ一緒に遊んだり自国の料理を作り合ったりできて、良い友達になれました。その子たちとは、今でも仲良しですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
おお!なんかとても良さそうですね!料金とかはどうでしたか?
料金はホームステイの時とほとんど同じでした。ただ、ロンドンのベイカーストリートにあるレジデンスだったので、立地が段違いに良かったです!
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど!結果論ですけど、最初からそこにすれば良かったですね(笑)。
ほんとそうなんです!後から聞いた話ですけど、当時のロンドンはあまりホームステイ自体の評判が良くなかったらしくて。というのも、当時のホームステイというと、所得が比較的低い家庭が空いている部屋を貸してお金を稼ぐ、というもので、あくまでビジネスとしてやっているご家庭が多かったみたいです。なので、あまり留学生への対応とかも良くないホストが多かったようです。あくまで当時の話ですけども。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
そうだったんですね。それを事前に知れていたら良かったかもしれないですね。
そうですね。実際、事前にしっかりと情報を調べてきた人たちは、そのことを知っていたのでそもそも最初からホームステイという選択肢はなかったみたいです。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど!では、その失敗から得られた教訓を教えてください。
“事前にしっかりとリサーチをする”ですね。特に、私の場合は個室にこだわってしまったので、それを第一優先して調べてしまったんですけど、一旦はその国の事情とかもフラットに調べた上で、優先事項を考えるべきだと思いました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
確かにおっしゃる通りですね。同じ国でも時代によって事情も異なると思うので、今から留学する人もしっかりとフラットな視点でリサーチをしてほしいですね。

 

タクシーで乗車拒否されてしまった

ベイカーストリート

シャーロックホームズで有名な「ベイカーストリート」

FlyOut編集部
FlyOut編集部
それでは、2つ目の失敗談をお願いします!
イギリスでのタクシーのルールを知らなくて何度か乗車拒否されてしまったことですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど。イギリスのタクシーにはお作法のようなものがあるのでしょうか?
ありますね。日本だと乗車拒否ってされないと思うんですけど、イギリスのタクシーは運転手側がお客さんを選ぶんです。乗りたい時に運転席の窓を開けてもらって、交渉しないといけないんです。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
そうなんですね!交渉というのは、場所とか料金とかですか?
場所ですね。ドライバーによって差はありますけど、基本的にはある程度距離がないとダメで、近場だと乗せてもらえないですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほどー。ある程度長く乗ってくれる、つまりドライバーさんにとって稼げる相手じゃないとダメなんですね。
そういうことです。あとは、小汚い格好をしていたり、英語ができなそうな人だったりしても拒否される場合がありますね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
それは厳しいですね!じゃあ日本人は特に苦労しますね。。。
ですね。実際にアジア人は英語ができないと思われているので、それだけで乗せてもらえないケースも多いです。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
実際にタクシーに乗れなくて困ったことはありますか?
あります!当時通っていた学校のアクティビティに参加した帰りに、バスで降ろされた場所が全然知らない場所で。仕方ないのでタクシーに自宅の住所を伝えて連れていってもらおうとしたんですけど、拒否されてしまって。結局は交番に助けてもらって帰ることができました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
その時はなんで拒否されてしまったんですか?
後から分かったことなんですけど、私の土地勘がなかっただけで、その場所から家までとても近かったんですよね。なので、近すぎたから乗せてくれなかったパターンです。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど。これは事情を知っていないと苦労しそうですね。それでは、この失敗から得られた教訓をお願いします!
タクシーはぱっと気軽に乗れるものではないと知っておくことですね。その他にもその国の文化や慣習について事前に調べておくと現地で困ることが減るんじゃないかなーと思います。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
やっぱり何事も事前のリサーチが大切なんですね。ありがとうございます!

 

紅茶=ミルクティーということを知らなかった

カフェ

おしゃれなカフェ

FlyOut編集部
FlyOut編集部
では、3つ目の失敗談を教えてください。
イギリスの紅茶がミルクティーということを知らなかったことです。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
ん?どういうことですか?
私はミルクティーが嫌いなんですけど、イギリスでTeaと言えばミルクティなんです。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
デフォルトでミルクティーってことですか?
はい、デフォでミルクティー。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど!それは知らないとびっくりしますね。
最初お店で紅茶を頼んだ時に、普通にストレートティーが来ると思ってたらミルクティーがきてびっくりしたんですね。なんだこのお店は、と。でも、他のお店でもTeaを頼むとミルクティーが出てきたので、「あっ!これは私が間違ってるんだ」と思いました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
つまり、イギリスでは文化的に「Tea=Milk Tea」なわけですね。
そうなんです。で、ミルクは嫌だったので、しばらくは毎回「Tea without milk」って頼んでいたんですけど、ミルク抜きの紅茶のことは「Black tea」っていうことを後から知りました。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど(笑)。
まあ、自分の当たり前が当たり前な訳じゃないんですよね、違う国なので。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
いい勉強になりましたね。ところで、イギリスってあまりご飯が美味しくないと聞いたことがあるんですけど、実際はどうでしたか?
あー普通にマスイですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
おお、そんなハッキリと…。
少なくとも当時はレストランのご飯はどこも美味しくなかったので、イギリスに留学するなら自炊が一番だと思います。スーパーで良い食材はたくさん手に入るので。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
なるほど。それはとても参考になりますね。それでは、今回の失敗から得られた教訓をお願いします!
自分の常識にとらわれず、事前にその国の文化をリサーチすることですね。
おにぎり
おにぎり
FlyOut編集部
FlyOut編集部
やっぱりリサーチがとても大事ということですね。(2回目)今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
おにぎり
おにぎり

 

得た教訓

 1.事前にしっかりとリサーチをするべし(ホームステイ・住居事情)

→ホームステイや住居事情は国によって本当に大きく異なる。留学の質を左右する大きな要素なので、慎重にリサーチして判断しよう。

 

2.事前にしっかりとリサーチをするべし(交通事情)

→タクシーの乗り方はもちろん、バスや電車の乗り方も日本とは異なる場合が多いので、慌てないように事前に知ってくべし。

 

3.事前にしっかりとリサーチをするべし(食文化)

→自分の当たり前は外国の当たり前ではない。人や国が違えば色々なことが異なる。

The following two tabs change content below.
FlyOut編集部

FlyOut編集部

留学に関するあらゆる情報をお届けする留学情報メディア。 アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・フィリピンを中心に各地の留学ノウハウや魅力を発信していきます。

You may also like

イギリスの国旗
やっとの思いで見つけた家がまさかの詐欺物件…。色々な意味で大ピンチだったイギリス・ロンドン留学【留学失敗談:その5】
ドッグフードをカットした包丁で夕食を…?ヤバすぎるホームステイ経験(アメリカ・デイビス)【留学失敗談:その4】
過去の留学経験を活かす留学へ。それでも失敗があった韓国・ソウル留学【留学失敗談:その3】