短期留学は近年、急激に人気が上昇している留学形態です。
短期留学には1~2週間、1ケ月、3ヶ月といった様々な期間があり、費用が安く済む点や社会人でも少しの休みで行ける点、本格的な留学の前のプレ留学として利用できる点など、多数のメリットがあります。
また、短期留学にかかる費用は欧米諸国になると高い傾向にありますが、フィリピンなどのアジア諸国では比較的安価に抑えられます。
以下、短期留学のそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
目次
短期の留学でできることは語学の集中特訓・海外への適性を知ること
短期留学の特徴は短い期間である特定の目標にフォーカスできることです。
留学をする大多数の人は語学の習得を目的にしていますが、短期間で語学だけに集中して留学生活を送ることで、語学力を向上させられます。
また、中には海外生活や文化を経験することが目的の人もいますが、その場合でも現地でのアクティビティへの参加やローカルたちとの交流にフォーカスすることで、短期留学でも十分に海外生活を満喫できるでしょう。
特に、将来的に長期留学を考えている人にとっては、事前に短い期間で留学生活を経験することで長期間海外に住む適性を知ったり、長期留学をより有意義に過ごすために語学を事前に身に付けるという「プレ留学」として位置づけたりするパターンも多いです。
1〜2週間の留学
1~2週間という「超短期留学」では、海外留学を体験する、海外生活への適性を知ることが目標になるでしょう。
学生の方は大学のプログラムで超短期留学に参加できる場合も多いほか、社会人の方でも留学エージェントのプログラムで参加できます。
なお、英語学習で人気なフィリピン留学でも2週間程度の語学留学に対応しており、通常のコースではなく「スパルタコース」という学習時間が長く、超短期間でも一気に英語力を向上させられるプログラムがある語学学校も存在します。
基本的には海外生活を体験するという目標になる超短期留学ですが、フィリピンの「スパルタコース」なら英語力の向上も目標にできるでしょう。
特に、長期間の休みをとれない社会人の間で人気の留学形態です。
1ヶ月の留学
1ヶ月間の短期留学であればスパルタコースでなくとも語学力の向上を目標として掲げることができるでしょう。
ただし、海外生活を体験することを目標にすることもできるため、1ヶ月程度の期間では目標は1つに絞りましょう。
学生が夏休みや冬休みを利用したり、社会人なら有給休暇を使用したりして行ける期間だと言えるでしょう。
3ヶ月の留学
3ヶ月の留学であれば、2つの目標を両立することができるでしょう。
しっかりと語学力を身に付けるために勉強をしながらも、アクティビティへの参加などを通じて海外生活を満喫することも可能です。
また、ホームステイをする場合であれば、ホストファミリーとの仲も深まって将来的にも継続する関係を築けることもあります。
実際にワーキングホリデービザを利用して留学する場合、多くの人は語学学校に通うのは最初の3ヶ月程度である場合がほとんどです。
そのため、3ヶ月あれば十分に満足のいく語学留学を行うことができるでしょう。
短期留学のメリットは費用が安い・少しの休みで行ける・海外の適性を知れること
短期留学のメリットとしては、長期留学に比べて圧倒的に費用を抑えられること、社会人の人であれば少しの休みで行けること、プレ留学として海外生活への自分の適性を知れることです。
短期留学をする決断をする前にしっかりとメリットを把握することが大切です。
費用が安く済む
短期留学は期間が短いため、長期留学に比べて学費・生活費がそこまで高額にはならず、長期留学よりも気軽に行くことができます。
また、アクティビティ参加回数が少なく、近隣国・都市への旅行もしない場合が多いので、交遊費も抑えられます。
少しの休みで行くことができる
短期留学であれば学校・職場の長期休暇や有給休暇を利用して行くことも可能です。
社会人になると留学のハードルは上がりますが、以下のようなパターンで短期留学に行く人が増えています。
・ゴールデンウィークやお盆休みなどの連休に合わせて短期留学をする
・連休と有給休暇を合わせて短期留学をする
このような形での留学であれば、職場や授業への負担も最低限に済み、社会人でも留学を身近に感じられるでしょう。
海外に住むことや英語を話す適性を知ることができる
いきなり1年以上の長期留学に行ってしまうと、「その国の文化・食・人・言語などが適さない可能性がある」というリスクがあります。
そのため、自分の海外生活への適性を知るためにも、「プレ留学」という気持ちで短期留学を行うことはおすすめです。
短期留学の費用
それでは最後に人気の留学先の費用を期間ごとにまとめていきます。
留学先 | 1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 |
アメリカ | 150,000円 | 600,000円 | 1,800,000円 |
カナダ | 130,000円 | 500,000円 | 1,500,000円 |
オーストラリア | 130,000円 | 500,000円 | 1,500,000円 |
ニュージーランド | 130,000円 | 500,000円 | 1,500,000円 |
イギリス | 150,000円 | 600,000円 | 1,800,000円 |
フィリピン | 50,000円 | 150,000円 | 450,000円 |
※渡航費・生活費は除く
アメリカ、イギリスが他国と比べて一段高い傾向にあります。
一方で近年、英語留学で人気のフィリピンは圧倒的に語学留学費用が安価に抑えられます。
フィリピンは日本からも近いため、短期間・安価で行きやすいという点で留学先として優れています。
上記の表はあくまで国全体の平均値のため、予算などに合わせた語学学校などを希望の留学先で探すことも重要です。
まとめ
短期留学には安く留学を経験できること、短い休みで社会人や学生を問わずに参加しやすいこと、海外生活への適性を知れること、といったメリットがあります。
いきなり長期留学に行くことに抵抗がある人でも、プレ留学として短期留学に参加することで、もう一度留学をしたい理由や目標などを再認識できるでしょう。
ぜひ、短期留学も視野に入れてご自身の留学計画を組み立ててください。
FlyOut編集部
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