米ドル札

「留学中にバイトってできるの?」という疑問は留学を考える上で必ず思い浮かびます。今回は留学中にバイトができる国とできない国、アルバイトがしやすい留学のタイプの紹介、また留学中にアルバイトをすべきかどうか、もしアルバイトをするならどのようなアルバイトがいいのかについて解説をしていきます。
留学におけるアルバイト事情について把握してから、留学を考えるようにしましょう。

 

留学中にバイトができるのは、国によって違う

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最初に結論を述べると、留学中にバイトができるかどうかはその国によって異なります。まずは留学中にバイトを禁止している国と制限はありつつもバイトを認可している国について解説をしていきます。

紹介していくのは日本から留学先として選ばれることの多い以下の8ヶ国です。

 

  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • フィリピン
  • マルタ
  • アイルランド

留学生のバイトを禁止している国

留学生のバイトを禁止している国は以下の2カ国です。

 

  • フィリピン
  • マルタ

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

フィリピン

フィリピンに留学をする際には観光ビザとして

 

  • SSP(Special Study Permit)
  • ACR-I-CARD(Alien Certificate of Registration)
  • ECC(Emigration Clearance Certificate)

 

のどれかを取得するということになります。そしてこれらのビザを取得したとしてもフィリピンでバイトをすることは不可能です。

もし、フィリピンでバイトを含めた就労をしたい場合には「AEP」と呼ばれる外国人雇用許可証か就労ビザを申請する必要がありますが、取得は非常に骨の折れる作業となっています。

また、フィリピンの大学・大学院への留学でティーチングアシスタントなどを行ったとしても無給です。他国とは違い、フィリピンでは有給のティーチングアシスタントを行うことが禁じられているのです。

また現在、フィリピンのワーキングホリデービザを取得することはできない(日本とフィリピン間でワーキングホリデー協定を締結していない)ため、フィリピン現地でバイトをするということはできません。

 

マルタ

英語留学として人気のマルタも同様に留学中に学生ビザでアルバイトをすることはできません。また、フィリピンと同様に日本とマルタ間でワーキングホリデー協定を締結していないため、ワーキングホリデービザで留学をして現地でバイトをするということもできません。

マルタという国はそもそも国土自体が小さく国民の働き口自体も多くないため、特に外国人の雇用許可についてはかなり厳格に制限をされている現状があります。

 

一部制限付きでバイトができる国

留学生のバイトを認可している国は以下の6カ国です。

 

  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • アイルランド

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

アメリカ

先ほど「留学生のバイトを禁止している国」として紹介した2国同様に、アメリカもワーキングホリデービザを取得して現地でバイトをすることはできません。そして学生ビザでのバイトも基本的には禁止されています。

ただし、アメリカの大学・大学院に留学している留学生に限っては、「1週間に20時間まで」という条件で「大学構内でのアルバイト」を許可されています。大学構内でのアルバイトということなので、主にバイトの内容は大学内にある購買やカフェ、または図書館司書のような仕事となります。

 

カナダ

カナダでは学生ビザ・ワーキングホリデービザのどちらでもバイトをすることが可能です。特にワーキングホリデービザを取得した場合にはカナダ国内でのバイトに制限はなく、自由に働くことができます。

学生ビザの場合には、留学先の学校でフルタイムのコースを受講している場合に限り「1週間に20時間まで」という条件でバイト、もしくは有給インターンシップをすることが可能です。

 

イギリス

イギリスでは学生ビザ・ワーキングホリデービザのどちらでもバイトをすることができます。

特にワーキングホリデーの場合には国内でのバイトに制限はなく、自由に働くことができます。またイギリスの場合には他国と違い、1度ワーキングホリデービザを取得することができれば2年間の滞在が可能なため長期間での就労が可能です。

一方で学生ビザの場合には、バイトを許可している学生ビザとバイトを許可していない学生ビザに分かれるのでご注意ください。

 

バイトが許可されているのは

  • Postgraduate doctors and dentists on a recognised Foundation programme

という1年以上の滞在ができる学生ビザです。

 

またバイトが許可されていないのは

  • 「Short-term study visa (Up to 11 months)」の11ヶ月までの滞在が可能なビザ
  • 「Short-term study visa (Up to 6 months)」の6ヶ月以内の滞在が可能なビザ

というイギリスへの滞在期間が半年間、または11ヶ月間までのビザです。

 

学生ビザでイギリスに滞在予定の方は、自分の学生ビザがアルバイトを許可しているのかどうかをしっかりと確認しておきましょう。

 

オーストラリア

オーストラリアでは学生ビザ・ワーキングホリデービザのどちらでもバイトをすることが可能となっています。

特にワーキングホリデーの場合には国内でのバイトに制限はなく、自由に働くことができます。ただし、同じバイト先では最大6ヶ月までしか働くことができないため、1年間に少なくとも2人の雇用主のもとでバイトをするということとなります。

また、オーストラリアの場合にも他のワーキングホリデー協定締結国と異なり、一定条件を満たすことによって最大3年間までオーストラリアでワーキングホリデービザでの滞在が可能となっています。

オーストラリアの学生ビザの場合には「2週間に40時間」という条件でバイトをすることが可能です。また留学先の学校が長期休暇などで講義が行われない期間はワーキングホリデービザと同様に制限なく働くことが可能です。

 

ただし、学生ビザでバイトをする際にはオーストラリア独自に以下のルールが設けられています。

 

  • 出席率が8割以上を超えていること
  • 留学先の学校の成績を平均以上に保っていること
  • 同じコースは2度と受講しないこと
  • オーストラリアで犯罪を犯さないこと

 

上記のルールに違反した場合、学生ビザが取り消しとなる可能性もあるため気をつけましょう。

 

ニュージーランド

オーストラリアでは学生ビザ・ワーキングホリデービザのどちらでもバイトをすることが可能となっています。

ワーキングホリデーの場合にはオーストラリアと同様の条件で、国内でのバイトに制限はなく、自由に働くことができます。ただし同じバイト先では最大6ヶ月までしか働くことができないため、1年間に少なくとも2人の雇用主のもとでバイトをするということとなります。(オーストラリアと同様)

一方で学生ビザでバイトをするには条件があります。その条件とは「ニュージーランド政府から認可されている学校に通っている」ということです。

ニュージーランドでは教育機関に対して審査・ランク付けが行われています。そしてそのランク付けで「カテゴリー1」という最高ランクの評価をされた学校に通っている場合にのみ、学生ビザでのバイトを許可されています。

そのため、ニュージーランドに学生ビザで滞在しながらバイトをしたいと考えているのであれば、カテゴリー1に属する留学先の学校に通うようにしましょう。

また、カテゴリー1の教育機関に留学している場合でも、学生ビザでバイトができるのは「1週間に20時間まで」とされています。

 

アイルランド

オーストラリアでは学生ビザ・ワーキングホリデービザのどちらでもバイトをすることが可能となっています。

ただし、学生ビザの場合にはアイルランドもニュージーランドと同じく、政府が認可している留学先の学校に通わなければいけません。また、その学校に入学した上で、その学校のカリキュラムや在籍する期間などの条件を満たす必要もあります。また学生ビザの場合には「1週間に20時間まで」という労働時間の制限があります。

また、ワーキングホリデービザの場合にも「1週間に39時間まで」という労働時間の制限があります。

 

語学留学ならワーキングホリデーが1番現地でお金を得やすい

もし、「語学留学をしながらバイトをしてお金を貯めたい」というのであれば、ワーキングホリデービザがおすすめです。

語学留学というと勉強のイメージが強いために「学生ビザ」を取得して留学をするという方が多いのですが、実はワーキングホリデービザで現地滞在をしつつ語学学校に通うという人も多いのです。

こちらでは「そもそもワーキングホリデーとは何か」ということと、ワーキングホリデーができる国について詳しく解説をしていきます。

 

ワーキングホリデーとは?

日本とワーキングホリデー制度を締結している諸国に、基本1年間(国によってはそれ以上の期間)の滞在および就労を許可するビザがワーキングホリデービザです。

国によって1年間に発給するワーキングホリデービザの数に制限があるところとないところがあるため、自由にビザが発給できるとは限りません。

しかし、ビザが取得できれば、留学先ではワーキングホリデー期間中、学校に通うなり、就労をするなり、旅行をするなり自由にできるという点がポイントです。

 

ワーキングホリデーができる国

現在、日本とワーキングホリデー制度を協定しているのは以下の22ヶ国です。

 

  1. イギリス
  2. アイルランド
  3. カナダ
  4. オーストラリア
  5. ニュージーランド
  6. アイスランド
  7. アルゼンチン
  8. オーストリア
  9. ノルウェー
  10. ハンガリー
  11. フランス
  12. ポーランド
  13. ポルトガル
  14. スペイン
  15. スロバキア
  16. デンマーク
  17. ドイツ
  18. チェコ
  19. チリ
  20. 韓国
  21. 台湾
  22. 香港

 

1ヶ国ずつワーキングホリデーの特徴を表にまとめました。
まずは、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイスランド、アルゼンチンの7カ国です。

イギリス アイルランド カナダ オーストラリア ニュージーランド アイスランド アルゼンチン
年間受け入れ人数 1,000人 400人 6,500人 制限なし 制限なし 30人 200人
応募制度 2年間滞在可能 毎年、1月・7月に抽選 通年募集 通年募集 通年募集 不定期 通年募集
平均給与 £17~18 €9 $11~13 $17~23 $15~20 1,500クローナ 100アルゼンチン・ペソ
人気の仕事
  • レストラン
  • 旅行会社スタッフ
  • 日本語教師
  • マッサージ師
  • 美容師
  • 翻訳者
  • 日本語教師
  • オーペア(住み込みのベビーシッター)
  • ウェイター・ウェイトレス
  • 日本人向けツアーガイド
  • ジャパニーズレストラン
  • ツアーガイド
  • ハウスキーパー
  • お土産屋
  • 留学アシスタント
  • リゾートスタッフ
  • ジャパニーズレストラン
  • ツアーガイド
  • リゾートスタッフ
  • ハウスキーパー
  • スーパーマーケット
  • ファーム・ファクトリースタッフ
  • ジャパニーズレストラン
  • ファーム(フルーツ・ベジタブルピッキング)
  • ホテルスタッフ
  • 土産屋
  • ファーストフード店
  • ホテルリゾートスタッフ
  • 観光客向けのレストランやショップ
  • ジャパニーズレストラン
  • レストランなどの飲食店
  • 家事・育児代行サービス

 

次は、オーストリア、ノルウェー、ハンガリー、フランス、ポーランド、ポルトガル、スペインです。

オーストリア ノルウェー ハンガリー フランス ポーランド ポルトガル スペイン
年間受け入れ人数 200人 制限なし 200人 1,500人 500人 制限なし 500人
応募制度 通年 通年 不定期 通年 通年 通年 通年
平均給与 €10.31 126.8ノルウェー・クローネ 120ハンガリー・フォリント 9.4 ユーロ 5.7ポーランド・ズウォティ 9.5ユーロ €6~10
人気の仕事
  • ハウスキーパー
  • ホテルスタッフ
  • レストランスタッフ
  • ジャパニーズレストラン
  • ジャパニーズレストラン
  • キッチンのサポート
  • クリーンスタッフ
  • ウェイター・ウェイトレス
  • ツアーガイド
  • レストラン・飲食店スタッフ
  • ショップ店員
  • ドライバー
  • ホテルクリーナー
  • ハウスキーパー
  • オーペア(住み込みベビーシッター)
  • ジャパニーズレストラン
  • 美容院の受付スタッフ
  • 日本語教師
  • ウェイター・ウェイトレス
  • ベーカリースタッフ
  • 現地の企業の事務職員
  • ジャパニーズレストラン
  • ツアーガイド
  • 翻訳者
  • ジャパニーズレストラン
  • 日本語教師
  • 現地のガイドスタッフ
  • ファームスタッフ

 

最後にスロバキア、デンマーク、ドイツ、チェコ、チリ、韓国、台湾、香港です。

スロバキア デンマーク ドイツ チェコ チリ 韓国 台湾 香港
年間受け入れ人数 400人 制限なし 制限なし 400人 200人 10,000人 5,000人 1,500人
応募制度 通年 通年 通年 不定期 不定期 通年 通年 通年
平均給与 €4 108デンマーク・クローネ 8.5ユーロ 66コルナ 41チリ・ペソ 5600ウォン 120台湾ドル 35香港ドル
人気の仕事
  • 工場などでの生産・作業
  • ウェイター・ウェイトレス
  • マッサージ師
  • 美容師
  • オーペア(住み込みベビーシッター)
  • ジャパニーズレストラン
  • ヘルパー
  • ジャパニーズレストラン
  • カフェ
  • 現地企業の事務職
  • 留学生アシスタント
  • スーパーのレジスタッフ
  • レストランウェイター・ウェイトレス
  • カフェスタッフ
  • ホテル・オフィスキーパー
  • 飲食店のスタッフ
  • ホテルキーパー
  • ハウスキーパー
  • 美容師
  • モデル
  • マッサージ師
  • 現地企業の事務職
  • 日本語教師
  • 病院事務
  • レストランウェイター・ウェイトレス
  • ファストフード店スタッフ
  • レストランウェイター・ウェイトレス
  • 現地ツアーガイド
  • 日本語教師
  • 現地企業の事務職

 

そもそも留学中にアルバイトはすべきか

留学中にバイトができる国とできない国についてや、各国のワーキングホリデー事情について見てきましたが、そもそも留学中にアルバイトをすべきなのでしょうか。学業への影響なども加味しつつ、解説します。

 

継続的に収入を得ることで生活に余裕がでる

たとえ語学留学であったとしても、海外で生活をする以上、海外生活を楽しみたいという気持ちは誰でも持っているはず。しかし、日本で作ってきた貯蓄を切り崩すばかりでは、なかなか余裕のある生活を送ることは難しいでしょう。

留学中にもバイトをすることによって継続的に収入を得ることができれば、ゆとりある生活を送るだけではなく、より多くの海外でしかできない経験をすることができます。

 

語学のアウトプットの最適な場所となる

留学中のバイトは経済的に余裕が出るといったメリットだけではありません。現地の言葉を使う環境のバイトは見方を変えれば、言語をアウトプットする練習場として捉えることもできるのです。

やはり学校だけで言語を使うのではなく、その言語のネイティブの人々や「その言語が話せて当たり前の環境」という意味でのバイトで会話をするということが言語習得に大きく活きます。

 

学内では出会わない人とのつながりができる

学内の出会い以外にも様々な人と出会うことができるのも、留学先でバイトをすることのメリットです。学校に通っているとどうしても似通った立場の人々と出会う機会が多く、様々な立場の人々と出会うことはできませんが、バイト先であれば現地のネイティブの知り合いを作ることができます

 

語学レベル別、留学中のアルバイトの選び方

それでは目指す語学レベルに分けたおすすめのアルバイトを紹介していきます。

 

現地語を上手に使えるようになりたい人はサービス業

「現地の言葉を上手に使うことができるようになりたい」「日常会話をしっかりと喋れるようになりたい」と、現地語を上手に使えるようになりたい人はサービス業がおすすめです。

 

留学先のサービス業といえば、

 

  • レストラン
  • スーパー
  • コンビニエンスストア
  • 美容師
  • マッサージ師
  • オーペア(住み込みベビーシッター)

 

などがあります。これらの仕事であれば現地の人々とも交流をしながら働くことができます。

 

現地語で仕事ができるようになりたければインターン

現地で仕事ができる、もしくは現地企業に就職できるレベルの言語力を身に付けたい方にはインターンがおすすめです。実際に現地の仕事現場で働く経験を通して、ビジネスシーンでも通用する言語力を身に付けることができます。

 

まとめ

今回は留学中にバイトができる国とできない国、アルバイトがしやすい留学のタイプの紹介、また留学中にアルバイトをすべきかどうか、もしアルバイトをするならどのようなアルバイトがいいのかについて解説をしていきました。記事の中でも述べた通り、留学中のアルバイトは有意義となることが多いためおすすめです。

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FlyOut編集部

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