接客業からエンジニアまで、様々な業種で語学力が問われる現代。英語力は収入に直結しています。
海外で英語学習を行うことは、英語力を向上させる近道と言えるでしょう。そして現在語学留学のハードルは低下しています。費用面から現地の情報、そして今話題のオンライン留学まで紹介します。

社会人が語学留学をするメリット6選

夕日と二人の女性

語学留学のメリットは語学の習得に限りません。海外に滞在することは新たな価値観や、文化からのインスピレーションに繋がります。そして世界観の広がりは、新たなキャリアやキッカケを与えてくれるかも知れません。一度日本から出ることは新たな自分を発見することにも繋がる可能性を秘めています。

 

  • ①刺激的な海外生活を送れる
  • ②外国の友人が増える
  • ③語学力の向上
  • ④語学留学は期間や時期を自由に決めやすい
  • ⑤入学資格が必要ない
  • ⑥キャリアアップに活用出来る

 

①刺激的な海外生活を送れる

世界的に生活スタイルの欧米化が加速する現代でも、まだまだ海外は別世界であり日本との違いに驚く
シーンもあるかも知れません。
普段スマホで接することの無かった海外生活を、直接体験することで様々な視点を持つことに繋がります。
人生経験を豊かにする教養を培い、食事やアクティビィなどワンシーンが一生の思い出になるでしょう。
そして将来あなたがSNSで、発信する側になるかもしれません!

 

②外国の友人が増える

留学先で親密になった友人は、帰国後も交流が続くことがあります。
世界中に知人を持つことは、あなたの視野を広げてくれます。
多角的な視点が必要とされる現代で、多様な人脈は語学力と並ぶほどの価値を秘めています。
また帰国後に海外と接する仕事をキャリアに選択した際、その人脈はビジネスチャンスを高めてくれます。また外国のビジネス相手と応対した時、海外経験は相手とのコミュニケーションに役立つかもしれません。

 

③語学力の向上

語学力向上は語学留学の一番の目的と言えるかも知れません。もちろん語学学校の授業や海外で勉強するモチベーションは、語学力向上の大きな助けになります。しかし最も語学力向上に寄与するのは海外生活のおかげで英語を強制される点です。
その効果を最大限に伸ばせるよう、日本人の少ない学校を選択することは留学先を決める秘訣と言えるでしょう。
人気の語学学校では在校生の殆どが、日本人で構成されている学校もあるので注意しましょう。

 

④語学留学は期間や時期を自由に決めやすい

通常の正規留学と比較して語学留学の長所はいつでも入学できる点です。
四年制大学や短大は9月入学が基本です。そのため退職したり大学生ならば休学の必要があります。
その点多くの語学学校では、一週間ごとに入学者を募っているので、有給や長期休暇など自由なタイミングで入学できます。

 

⑤入学資格が必要ない(学歴や英語力を問われない)

留学と聞くと入学試験や書類審査が必須であるかのような印象を持ちます。しかし語学留学は基本誰でも入学することが可能です。もちろん留学前に日本で事前学習をした方が海外の学習も質が高くなります。語学学校では入学時にクラス分けテストを、行うことがあります。その際に英語力が高い方が日本人の少ないハイレベルなクラスに振り分けられるからです。

 

⑥キャリアアップに活用出来る(転職に活用)

残念ながら語学留学は学歴と見なされないことがあります。しかし工夫することで経歴に活用することができるかもしれません。
就職面接の際に語学留学の経歴と一緒にtoeicかtoefulの成績証を持参すると好印象かもしれません。
もちろん留学の計画と並行して、帰国後の就職先キャリアを念頭に、語学力が役立つ業界研究を行うことも重要です。

 

無視できない語学留学のデメリット

割れた卵

沢山の価値を秘めた語学留学ではありますが、少なくないデメリットがあります。代表的なリスクを一覧にすると共に、対処法をお伝えします。留学準備を本格的にはじめた後に水を刺さないよう気をつけて下さい。

  • ①安くない費用
  • ②職歴に空白ができる
  • ③語学力が必ず上昇するとは限らない

 

①安くない費用

留学はここ20年ほどで低価格化したとはいえ、まとまったお金が不可欠なことに変わりません。
一ヶ月あたり主要先進国で35〜80万ほど費用が必要だと言われています。しかし先進国以外であれば15〜30万円で済むケースもあります。格安旅行なみの料金と言えるかもしれません。さらに費用を抑えたい場合1〜2週間ほどの留学もあるので検討してみて下さい

 

②職歴に空白ができる

前述のように語学留学は学歴として扱われません。スキルを身につけない長期の語学留学はブランクになる可能性があり、転職の際に前職より条件が下がることもあります。
もちろん語学学校の経歴が、必ずしもマイナスとみなされる訳ではありません。
語学学校で培った語学力をToeicやtoefullで証明することで、キャリアアップに直結する可能性も秘めています。

 

③語学力が必ず上昇するとは限らない

思ったより英語力の向上が実感できない場合があります。特に日本人が多い語学学校の場合、英会話の実践である日常会話を日本語で話してしまうことで、英語力向上が見られないことがあります。
また短期間の場合授業コマ数も劣ります。文法は日本である程度学習して、発音は留学先で行うといった計画性が求められます。
学校選びも重要です、準備学習も手抜かりがないようにしたいところです。

 

選ばれる留学先4(+1)選

学校選びも大事ですが、その前に自分に相性に合う国を探してみましょう。多様な文化に触れるのも学びの一つです。一般に知られている国もあれば、日本では一般的ではないエキゾチックな国もあるかも知れません。

 

  • ①アメリカ
  • ②イギリス
  • ③オーストラリア
  • ④セブ島
  • ⑤オンライン留学

 

①アメリカ

英語圏と言えば第一にアメリカをあげる人は多いかもしれません。国際社会の中心であるアメリカに滞在した経験は英語力の向上だけでなく、周囲から一目置かれるような国際情勢に精通する教養を身につけることに繋がるかもしれません。また一口にアメリカと言っても広大な領土を誇るアメリカは地域によって別の国のような文化や生活を持っています。

  • ・ロサンゼルス
  • ・ニューヨーク
  • ・カンザス州

 

・ロサンゼルス

ロサンゼルスは西海岸カリフォルニア州の中心部。映画の聖地とも名高いハリウッドや世界的に有名なセレブティが集う高級住宅街で知られています。

またスペインやメキシコ領だった歴史的経緯からヒスパニック料理が楽しめることで有名です。

また常夏の過ごしやすい気候もアピールポイントの一つと言えるでしょう。

物価はやや高いです。

 

1ヶ月あたり費用目安

学費 20万円
渡航費 10万円
渡航費/食費 14万
保険 2万円
総額 51万円

 

・ニューヨーク

ニューヨークは世界中から選りすぐりの人材が集う大都市です。

アメリカと言えば多様性の国と呼ばれますが、ニューヨークは最もその特徴を反映した地域です。

ハイセンスなタイムズスクエア 舞台演劇の最高峰ブロードウェイや世界的な音楽家が集うカーネギーホールなど世界中の一流が結集した街と言えるでしょう。

国連本部や様々な経済機構、大企業の本部が置かれており世界の中心の名も伊達では無いです。

このようなハイレベルな街で語学力を鍛えるのも格別です。

しかし洗練されている分物価も高く大都市故の高い犯罪率には注意を払う必要性があります。

 

1ヶ月あたり費用目安

学費 35万円
渡航費 10万円
保険 2万円
滞在費/食費 20万円
保険 2万円
総額 76万円

                                  

・カンザス州

カンザス州は古きよきアメリカを味わえることで定評があり、フレンドリーな人が多くコミュニケーションをとる機会も数多く取れます。また郊外に位置するため物価が安い点もポイントです。

 

1ヶ月あたり費用目安

学費 30万円
渡航費 10万円
滞在費/食費 13万円
保険 2万円
総額 35万円

 

②イギリス

英語発祥の地であり、洗練された英会話が学べるイギリスは有意義な英語学習が期待できます。    英語の本家である「クイーンイングリッシュ」を習得出来ればビジネスや社交のシーンで一目置かれるでしょう。

・ロンドン
・オックスフォード
・エディンバラ

 

ロンドン

産業革命発祥の地にして世界有数の金融都市です。一流のビジネスマンが多く、近代的な摩天楼と19世紀の建築が融合した街並みは学生にとって良い刺激になるでしょう
選択できる語学学校の数が多い(100個ほど)なのも注目です。

 

1ヶ月あたり費用目安

学費 18万円
滞在費/食費 23万円
滞在費 10万円
保険 1万円
総額 112万円

 

オックスフォード

言わずと知れたれたオックスフォード大学の所在地です
オックスフォードは800年前に教育都市として発達しました。それから現代に至るまで世界の教育界を牽引してます。
また歴史ある貴族の幼年学校が根付くオックスフォードはレベルの高い生徒が多く学んでおり、留学先に選択した場合、良い影響を受けることができるかも知れません。

 

1ヶ月あたり費用目安

授業料 20万円
滞在費/食費 23万円
渡航費 12万円
保険 1万円
総額 56万円

 

 

エディンバラ

バグパイプで有名なスコットランドの首都であるエディンバラは、有史以前の痕跡が残る歴史ある街です。ファンタジーの様な街並みを一度は見ておきたいところです。
イギリス料理は日本人の口に合わないことで知られていますが、スコットランドの料理はフランス料理の影響を受けており美味で有名です。
またオックスフォードと同様にエディンバラも中世から続く由緒ある教育都市として知られています。
別のメリットとして日本人の学生が少なく、語学学習に適した留学先と言えます。

 

1ヶ月あたり費用目安

授業料 20万円
滞在費/食費 23万円
航空券 12万円
保険 1万円
総額 56万円

 

 

④オーストラリア

欧米の文化圏に属しながら、日本と地理的に近いことはメリットの一つでしょう。また広大な大自然や有袋類など見るべきものは沢山あります。

  • シドニー
  • メルボルン

 

シドニー

オペラハウスで有名な近代都市シドニーは経済の中心としてだけでなく教育の水準も高いことで知られており、ケンリッブリッジ検定と言われる英語習熟度を測るテストにおいて高い合格率を維持していることで知られています。

 

・一ヶ月あたり費用目安

授業料 20万円
渡航費 8万円
保険料 2万円
滞在費/食費 15万円
総額 45万円

 

メルボルン

世界一住みやすい都市7年連続No1(※EIU)を受賞しています。ストリートアートなど近代芸術が盛んな地域として有名です。
安全に快適に学習に励みたい場合検討に上がると思います。
・治安がいい
・ストリートアートなど近代芸術が多様

・1ヶ月あたり費用目安

授業料 14万円
教科書 7万円
渡航費 10万円
保険 2万円
滞在費/食費 16万円
総額 50万円

 

 

⑤セブ島(フィリピン)

フィリピン中部に位置するセブ島は英語圏の学留先で圧倒的コスパが高いことで知られています。
物価が安いため授業料や生活費が他の英語圏よりお得です。そのうえフィリピンは日本との距離が他の英語圏より比較的近いことから渡航費も抑えられます。
また一年を通じて気候が温暖なためバカンスのような環境で学習できることも長所の一つです。
しかし費用が安い反面、学習内容が劣るのではないかと心配になる方もいるかも知れません。
確かにフィリピンではタガログ語が日常で使われていますが、歴史的にアメリカと関係が深く英語は公用語に位置付けられることから初等教育は英語で行われています。その点からセブ島は英語の学習に適した国と言えるかも知れません。

大きなデメリットとしてセブ島の語学学校は日本人の比率が高いです。英語力を鍛える為には、自分からアクティブに行動する必要があるでしょう。

 

・一ヶ月あたり費用目安

学費+寮費(食費込み) 20万円程
渡航費 7万円
保険 2万円
総額 29万円

 

 

⑥[番外編]オンライン留学

日本でもリモート授業が普及したように留学でもリモートを活用したコースが開設されています。価格は施設費を割り引いた授業料と教材費しか掛かりません。日本から受講できるため、フルタイムの仕事を続けながら勉強できるのは大きなメリットです。しかし直接留学と比較して体験が劣ることは否めません。欠点は提出課題や授業の積極的な参加を通じてカバーしましょう。

 

 

お金が無いと留学は無理?

お金

留学で一番の関門は[お金]という方が多いかもしれません。今回は何点か対処法をご紹介致します。

 

貯金か奨学ローン

まず貯金を行うことが一番の解決策です。語学留学という具体的な目標を置くことで貯金のモチベーションにもなります。しかしタイミングなどの理由で今すぐに資金が必要な場合もあります。その場合奨学ローンを検討することも一つの手です。帰国後のキャリアまで想定した場合、メリットも大きいので検討してみて下さい。

 

お金だけじゃないワーキングホリデー

働きながら学ぶことは留学では一般的です。短期間の留学では働くことは困難ですが、中期から長期の場合働く余裕もあります。また海外で働くことはお金だけではなく、コミュニケーションを通じた語学の特訓にもなります。注意点として労働ビザが必要となりますので、自身のビザに含まれているか確認しましょう。

 

オフシーズンを考える

夏など現地が休暇シーズンの際は授業料の割引を受けられる場合があるので検討してみてください。

 

語学留学の心得

一般のイメージと違って現在の語学留学はハードルが下がっています。女性でも安心して参加できる留学先が充実しており、学習に取り組める環境が整っています。ぜひ自分のキャリアと照らし合わせて、有意義な留学先を見つけて下さい。

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FlyOut編集部

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