0円という文字とボールペン

留学を無料で実現する方法は複数存在していますが、それらの情報を持っている人は多くはありません。

どれも裏ワザのように誰もが利用できる訳ではないのですが、情報として知っておくことで「ゼロ円留学」の実現可能性が高まります。

この記事では給付型の奨学金を利用する、授業料が無料の北欧に留学する、仕事とセットの留学をするという3つの方法をご紹介します。

 

実質無料で留学をする方法は奨学金・北欧留学・仕事留学

実質無料で留学をする3つの方法は以下の通りです。

 

給付型の奨学金を利用する
北欧に留学する
仕事をしながら留学をすること

 

①給付型の奨学金を得て学費を無料にする

最も手堅く無料で留学に行くことができるのは、国や機関が実施している給付型奨学金をもらって留学に行く方法です。

この給付型奨学金というのは、よくある「返さないといけない貸与型奨学金」とは違い、留学費用の一部・もしくは全部を与えてもらう制度です。

 

給付型奨学金制度を採用しているのは、

 

  • 日本政府
  • 日本の地方自治体
  • 日本の民営団体
  • 海外政府
  • 海外のNPO機関

 

などです。

 

また、奨学金給付の対象範囲も制度によって異なり、全部(渡航費・生活費・学費など)を支給してくれるものや一部(学費のみなど)を支給してくれるもの、もしくは留学総費用の何割かが渡航前後に支給されるものなどがあります。

留学費用が貰えて、かつ留学先では「仕事をしなければならない」といった制限も比較的に少ないのがこの「給付型奨学金」の特徴です。

もちろん人気が高く、条件も厳しい制度が多いため、奨学金対象者になるのにはハードルが高いとも言えます。

 

②授業料が無料の北欧に留学する

スウェーデン・マルメの写真

あまり知られていませんが、北欧は留学生でも大学の学費は無料です。

これは、その国の人だけが無料なのではなく、留学生でも学費が掛からないという点で注目すべき制度です。

ちなみにデンマーク・ノルウェーがこれまで学費無料の国として一部知られていましたが、現在はノルウェーのみが大学の学費無料制度を採用しているとのことです。

これはノルウェー政府のstudyportalsと呼ばれるウェブサイト上に掲載されている文言

 

All public (state) Norwegian universities do not charge tuition fees, even for international students. This is true for all levels, including undergraduate studies, Master’s programmes and Ph.D. programmes.

 

これを翻訳すると、

 

「すべての公立(州)ノルウェーの大学は、留学生であっても授業料を請求しません。これは、学部課程、修士課程、博士号を含むすべてのレベルに当てはまります。」

 

と訳すことができます。

ただ1年に2回ずつ500NOK(9,000円弱)を払う必要があります。これは学期手数料・学生福利料となり、

 

  • 運動施設利用(グラウンドや体育館など)
  • 文化活動施設利用(ホールなど)
  • 大学の保険医療サービス利用
  • カウンセリング

 

などを受けられる権利を手に入れられます。

また、ノルウェーでは一定の条件を満たしている学生には留学生・国民に関わらず100万円程度の給付型奨学金を支給しています。

学力もかなり高いノルウェーでの留学を授業料無料+給付型奨学金で、かなりお得にできることはあまり知られていません。

 

③留学と仕事をセットにすることで学費を無料にする

昼間は仕事をして、夜は学校に通うというハイブリッドタイプの留学も近年では増えています。

留学先で学校に通いつつ、指定された職場で働くことによって学費が無料になるというメリットがあるからです。

これは所謂「ゼロ円留学」と呼ばれているプログラムです。

「ゼロ円留学」が主に行われているのはフィリピン。

プログラムにて斡旋される仕事をすることによって、学校にも無料で通うことができるようになっています。

またプログラムによっては、学費だけではなく滞在費(生活費・ホテル代など)についても負担をしてくれるというのが「ゼロ円留学」の魅力です。

他国にも仕事と留学がセットになって学費が無料となるプログラムを提供している場合もあります。

 

  • フィリピン
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • マルタ
  • アメリカ
  • イギリス
  • アイルランド
  • フランス

 

など20ヶ国以上が当てはまります。

仕事と学校どちらでも英語を学べる環境をゼロ円留学で獲得しましょう。

 

それぞれの方法で必要なこと

それでは次にそれぞれの「無料で留学をする方法」に必要な手続きなどを見ていきましょう。

 

給付型の奨学金を得るためにはあらゆる制度をチェックする

給付型奨学金には国主導で行っているもの、海外政府主導で行っているもの、地方自治体が行っているものなど、複数の種類の制度があります。

それぞれ難易度や制度の中身が大きく異なります。

 

国主導の留学支援を行っている奨学金制度

日本政府が行っている給付型奨学金制度はこちらです。

 

  • JASSO
  • 文部科学省 トビタテ!留学ジャパン
  • 日本政策金融公庫
  • トビタテJAPAN
  • 経団連グローバル人材育成スカラーシップ奨学金
  • 海外留学支援制度(大学院学位取得型)
  • 海外留学支援制度(大学学位取得型)
  • 海外留学支援制度(協定派遣)
  • 給与型奨学金
  • JAPAN-IMFスカラシップ・プログラム
  • 日本/世界銀行 共同大学院奨学金制度
  • 第二種奨学金(海外)貸与
  • 第二種奨学金(短期留学)貸与
  • 教育一般貸付

 

それぞれを見ながら、自分が満たせそうな条件の制度をまずは探してみましょう。

 

海外の政府主導の留学支援制度も利用できる

他に海外の政府が日本政府との協力の下に行っている留学支援制度もあります。

 

  • デンマーク政府の奨学金
  • スイス政府奨学金
  • フランス政府給費留学生制度
  • ポーランド政府奨学金
  • EU奨学金
  • フィンランド政府奨学金(CIMO)
  • チーヴニング奨学金
  • ドイツ学術交流会(Der Deutsche Akademische Austauschdienst)
  • 高円宮記念クィーンズ大学留学奨学金
  • ヴァニエ・カナダ大学院奨学金
  • 日本政府(文部科学省)奨学金留学生
  • 文部科学省日本語・日本文化研修留学生
  • 文部科学省研究留学生
  • JETプログラム (JAPAN EXCHANGE AND TEACHING PROGRAM)
  • 国際交流基金による各種公募助成プログラム

地方自治体が主導となっている留学支援制度もある

政府関係の給付型奨学金制度はハードルが高いものが多いです。

もしそれらの制度が厳しそうであれば各都道府県・市町村の地方自治体が行っている留学支援制度を利用することも検討していきましょう。

 

以下にいくつかの地方自治体の留学支援制度をご紹介します。

 

  • 三沢市姉妹都市奨学資金貸与
  • 荒奨学資金貸付金
  • 「埼玉発世界行き」奨学金支給制度
  • 戸田市(埼玉県)海外留学奨学基金
  • ぐんま国際教育財団
  • 山梨県アイオワ姉妹友好地域特別奨学金
  • フィンドレー大学・福井県奨学生
  • 三重県私費海外留学生奨学金
  • 四日市市科学教育奨学金
  • 松本・土井アイリン海外留学助成金
  • 淀江町青少年ゆめ基金活用事業(海外留学助成事業)
  • ヒロシマ・スカラシップ
  • 広島県未来チャレンジ資金
  • 福岡県アンビシャス外国留学奨学金
  • 佐賀県高校生海外留学等助成事業金
  • 沖縄県国際交流・人材育成財団 留学貸与奨学金

 

その地方自治体の住民しか利用できない奨学金制度もあれば、同都道府県なら利用可能、もしくは誰でも利用可能の制度もあります。

ただし、給付対象選考の際に強い動機がなければ選ばれにくいと言われています。

自分の地方自治体が行っている制度の有無を最初に確認しましょう。

 

授業料が無料の北欧はノルウェーだが他の国も相対的に安い

先ほども述べた通り、ノルウェーは留学生であろうと大学の学費は無料です。

しかし、周辺各国の学費も調べてみると日本と比べてやすい傾向にあります。

以下にヨーロッパ各国の学費について一覧でまとめました。

 

学費(1年間) 条件など
ポルトガル 16万円 特になし
ポーランド 26万円 最も安くて26万円程度。大学によって異なる。
イタリア 11万円 国立大学に限り非常に安い。
チェコ 無償 チェコ語のみで勉強することに限る。
ベルギー 25万円 学費は幅広く最も安くて25万円程度。
フランス 2万5,000円 国立大学は手数料を除き無料。
スロバキア 26万円 特になし
スペイン 9万円 単位数によって学費が増えるシステム。
ギリシャ 20万円 特になし

 

留学と仕事で費用が無料になるサービス

先ほど「ゼロ円留学」というサービスを紹介しましたが、このように仕事と留学を同時に斡旋している企業としては、以下の2つが主だったところです。

 

  • GlobalDive
  • AHGS

 

GlobalDive

GlobalDiveでは以下の手順で無料の留学を進めていきます。

 

  • 国内の外国人観光客が多く英語を使うことのできるリゾート地でのバイト斡旋
  • リゾートバイト中は毎日オンライン英会話レッスンあり
  • 留学費用をGlobalDiveが紹介する20ヶ国から選択

 

住み込みのリゾートバイトで働くことができるため、家賃・食費・光熱費・交通費などを一切掛けずに留学費用を自ら貯める形になります。

外国人観光客に対して英語でコミュニケーションをとる必要があるため、特に英語圏への留学を志望する方にはピッタリでしょう。

 

また他のサポートとしては、

 

  • 無料の留学サポート
  • 留学プランのオーダーメイド
  • 帰国後の就職サポート

 

などがあります。

 

AHGS

こちらは政府公認のフィリピン・セブ島専門「ゼロ円留学」支援センターです。

英語レッスンと並行しながら、1日数時間、レッスンビルと同じ建物内のコールセンターで簡単な仕事をするだけで「ホテル代」「学費」の計20万円相当が無料になるというシステムです。

「働くのがメインでレッスンが疎かにならない?」と不安に思うかもしれませんが、レッスン自体はしっかりマンツーマンで行うことができるため¥心配はありません。

またレッスンコースも様々で、

 

  • ビジネス英会話
  • TOEIC対策コース
  • 発音矯正
  • ボキャブラリー
  • 総合英語スキル
  • 実践英語

 

の6つのコースから自分のニーズに合ったものを選べます。

フィリピン留学は近年、ネイティブ語学留学よりも格安でレベルが高いと言われています。

それを「ゼロ円留学」で体験することができるのが魅力です。

 

まとめ

上述の通り、北欧の大学に留学すれば誰でもお得に留学できます。

また、学生の方はもちろん社会人の方はフィリピンで働きながら留学するのも手軽でおすすめです。

学生の方でベストなのは給付型奨学金ですが、給付対象に選ばれるためには入念な準備が必要となります。

留学に少しでも興味を持った段階から情報を集め、準備を進めていくことが大切です。

経済的に留学を諦めていた方も給付型奨学金や北欧への留学、「ゼロ円留学」の制度を利用して、留学にチャレンジしてみましょう。

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FlyOut編集部

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