イロイロ

「フィリピン留学におすすめの都市ってどこなの?」このようにフィリピン留学は気になりつつも、留学先の都市が決められない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は実際にフィリピン留学経験者の視点から、フィリピン留学におすすめの都市を余すことなく紹介していきます。各都市の見所や費用などについても解説していきますので、ぜひご覧ください。

目次

フィリピン留学におすすめの都市1:セブ

セブ島

①  セブの特徴

美しい海があり、リゾート地としても有名なセブ。オシャレなショッピングモールとフィリピンらしい市場が混在し、フィリピンの良いところを丸ごと楽しむことができます。また、セブ・マクタン空港があるという点で航空便でのアクセスが良いところも魅力の一つです。

②  留学におすすめの点

フィリピンの留学先の都市の中で最大規模の学校数を誇るのがセブ。その数はなんと100校以上にものぼり、予算・場所・学校の特色に合わせて選ぶことができます。学校ごとにカリキュラムや門限、食事や経営者の国籍などが異なるので、自分の希望や好みに合わせて選びましょう。授業後には気軽に遊びに行けるSMモールやITパークなどといったショッピングモールの存在も魅力的です。総じて初めてのフィリピン留学におすすめの都市と言えるでしょう。

③  留学費用の目安

学校費用は4週間で10万円~15万円程度の予算を見ておけば十分です。この価格で寮付き・食事3食付きの学校が多いため、外食をしない限りほかにかかる費用はありません。唯一購入必須のものとしてはトイレットペーパーですが、こちらも12ロールで200円程度とそこまで高いものではありません。セブのリゾート地に遊びに行く場合も考え、4週間で生活費は2万円程度を見ておきましょう。

フィリピン留学におすすめの都市2:ドゥマゲッティ

①  ドゥマゲッティの特徴

東ネグロスにあるドゥマゲッティはあまり知名度が高くありませんが、海・山が美しく、フィリピン内トップクラスの大学が存在する学園都市となっています。アクティビティとして人気なのはダイビングです。セブかそれ以上に治安が良く、安心して生活を送ることができる魅力的な街と言えます。

②  留学におすすめの点

ほかの街と比べると街が非常に衛生的なところがポイントです。これは、市民の教育水準が非常に高く、ゴミを捨てることが厳罰の対象となっているからです。フィリピン留学はどの都市でも安価ですが、治安や衛生面が気になるという方に1番におすすめしたいのがドゥマゲッティ。ヨーロッパの人々も数多く移住しており、国際的なつながりを持ちやすいという点もポイントです。

③  留学費用の目安

学校費用は4週間で11万円〜16万円程度見ておきましょう。こちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。物価等はそこまでセブと大差がありませんが、観光地やショッピングモールなどが各地に点在しているため交通費が多めにかかる可能性があります。ただし、ジプニーを使用すれば遠くても1回80円程度のため、そこまで大きく生活費が変わることはありません。

フィリピン留学におすすめの都市3:イロイロ

イロイロ

①  イロイロの特徴

フィリピンの楽園とも称されるイロイロ。マニラからの国内線で約1時間程度の場所に位置しています。フィリピンといえば南国のフルーツが有名ですが、特にイロイロはマンゴーやバナナなどを生産する農業地としての役目を担っています。ショッピングモールや教会などの観光地も数多くあるので、観光も楽しめます。

②  留学におすすめの点

イロイロはまだ日本人留学生が少なく、韓国人や中国人、ベトナム人にロシア人など国際色豊かな留学生が多いという穴場の留学地となっています。また、フィリピンのビーチリゾート・ボラカイ島に最も近い都市の1つです。観光と語学留学を両立するには適した都市だと言えるでしょう。治安も良く、美しい街並みを堪能することができます。

③  留学費用の目安

学校費用は12万円~15万円程度となっています。こちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。農業中心地として有名なイロイロではマンゴーやバナナなども安価で手に入れることができ、物価自体は比較的安いと言えます。1ヶ月で3万円程度を見込んでおけば十分にフィリピン生活を楽しむことができるでしょう。

フィリピン留学におすすめの都市4:バギオ

バギオ

①  バギオの特徴

日本で言えば奥日光や那須高原のような避暑地であるバギオ。その理由は1,500メートルという標高にあります。周囲に遊ぶ施設などが少ない一方で、フィリピン屈指の大自然を楽しむことができるのが魅力です。犯罪率で言えば日本の平均犯罪率よりも低く、とても治安の良い都市です。

②  留学におすすめの点

「とにかく英語の勉強に集中したい」という方におすすめなのがバギオです。治安が良く、周囲に歓楽街などがないため、学習を妨げる誘惑がほとんど存在しません。また、スパルタ式の語学学校が多いため、英語の勉強を頑張りたい人にはとてもおすすめです。棚田群や山岳地帯、サーフィンでも有名な「サン・フェルナンド」など、自然の豊富さで言えばフィリピンの中でも圧倒的におすすめです。

④  留学費用の目安

学校費用は4週間で9万円~14万円程度で、フィリピン留学先の都市の中では比較的安価です。こちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。生活費自体も日本にいるときの3分の1程度の予算を考えておけばいいでしょう。遊ぶ場所自体は少ないため、ほかの都市と比べてもかかる娯楽費は大きくありません。

フィリピン留学におすすめの都市5:クラーク

クラーク

①  クラークの特徴

バギオとは正反対で歓楽街が数多く点在しているのがクラークです。この街はマニラの近くに位置しており、過去に米軍基地があったことが起因してカジノやバー、ゴルフ場などが点在します。フィリピンといえば蒸し暑いイメージですが、クラークは比較的涼しめで安定しています。動物園や火山など、ほかの都市にはない観光地を楽しむことができます。

②  留学におすすめの点

米軍基地の名残からか街には英語のネイティブスピーカーがたいへん多いと言われています。そのため、語学学校でもネイティブスピーカー講師の比率が比較的高いです。フィリピン留学といえばマンツーマンレッスンですが、クラークほどネイティブスピーカーからマンツーマンを受けられる都市はないと言われています。フィリピン留学後に英語ネイティブの国へワーキングホリデーなどを予定されている方にはクラークがおすすめです。

③  留学費用の目安

学校費用は4週間で15万円~20万円とフィリピン留学先としては費用が高めです。また、物価も若干ほかの都市と比べると高いため、1ヶ月で5万円程度は見ておくといいでしょう。もちろん、娯楽費を使わなければ予算は大きく抑えられます。クラークで留学する際には自分がどのようなことをしたいのかをイメージして予算を組み立てると良いでしょう。

フィリピン留学におすすめの都市6:マニラ

マニラ

①   マニラ都市の特徴

フィリピン最大規模の都市・マニラ。フィリピン特有の雑多感と都市ならではの洗練された雰囲気が混在しています。治安や衛生面はほかの都市よりも良いとは言えませんが、ショッピングモールの数や日本からのアクセスの良さなどは非常に魅力的です。フィリピン文化の中心であるマニラで生活を送ってみることは、フィリピン留学の醍醐味とも言えます。

②   留学におすすめの点

マニラで留学することのメリットとして、語学学校で学習した英語をすぐに使うことができる環境に包まれていることが挙げられます。スーパーマーケットにタクシー、生鮮市場にビジネス街など、様々なシチュエーションがマニラの中で繰り広げられており、生活するだけでもインプット・アウトプットが最もできる都市だと言えるでしょう。

③   留学費用の目安

学校費用は4週間で15万円~20万円程度と中心都市価格です。こちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。都会のためほかの都市よりも生活費はかかり、クラーク同様1ヶ月に5万円程度と考えておくと安心です。ただし、生活に最低限必要なトイレットペーパーや歯磨き粉、ボディーソープなどは日本の4分の1程度で購入することができるため、外出を抑えればそこまで大きな出費はありません。

フィリピン留学におすすめの都市7:ダバオ

①  ダバオの特徴

美しい自然に囲まれたミンダナオ諸島の都市・ダバオ。日本人が多く移住したという過去を持ち、現在でも日系人が多く日本の雰囲気を感じることができます。アクティビティとしてはマリンスポーツが有名で、ヨットやサーフィン、ダイビングなどを楽しむことが可能です。また、イロイロと同じくフルーツ産業の中心地のため、安価で美味しいフルーツを手に入れることもできます。

②  留学におすすめの点

ダバオは空気が綺麗で自然に溢れているため、衛生面が気になる方にはおすすめのフィリピン留学先です。また、フィリピンの語学学校の中でも比較的費用が安く、浮いたお金でダバオ観光を楽しむこともできます。そのほか、平均27度程と気温がフィリピンの中では比較的低く、生活しやすい点も魅力です。英語の学習と海外旅行を兼ねたいという方におすすめの都市だと言えます。

③  留学費用の目安

学校費用は4週間で10万円~15万円程度となっています。セブ島に次ぐ安価な留学先です。もちろんこちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。マリンスポーツなどをするのであれば、1ヶ月の生活費用は5万円~7万円程度準備をしておきましょう。

フィリピン留学におすすめの都市8:バコロド

バコロド

①   バコロドの特徴

フィリピン国民が最も住みやすい都市として選んでいるバコロド。リゾート地などはほとんどありませんが、一方でフィリピンの歴史情緒を味わうことができる町並みとなっています。また、食文化が非常に有名で「バコロド・チキン」や南国フルーツを使ったスムージーなどはまさに絶品。街の人々も語学学校の生徒に友好的であると言われています。

②   留学におすすめの点

バコロドの語学学校の講師は基本的に英語力が高いと言われています。その理由としては、電話応対のキャリアを持った人々を中心に講師として雇っているからです。そのため綺麗な発音の英語を喋る講師が多く、そのまま英語ネイティブの国に行っても通用する英語力を身に付けることができます。歓楽街などの誘惑も少ないので、英語の学習に集中したい方はバコロドがおすすめです。

③   留学費用の目安

学校費用は4週間で10万円~15万円程度となっています。こちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。バコロドで語学留学をする場合には基本的に学校生活が中心となるため、日本の生活費の4分の1から3分の1程度を準備しておけばいいでしょう。オシャレなカフェなどもあるため、グルメを楽しみたいという方は4週間で4万円程は用意しておきましょう。

フィリピン留学におすすめの都市9:ターラック

①  ターラックの特徴

フィリピンでのんびりとした田舎生活を送ることができるのがターラックです。語学学校の周囲は農村地帯が広がっており、少し足を伸ばせばオシャレなショッピングモールや映画館などもあります。見所は火山や世界遺産のビガン。スペイン占領時代の町並みを残し、まるで映画の世界に入ったような感覚を楽しむことができます。

②  留学におすすめの点

語学学校周辺は農村地帯ですが、高速バスを使用すればショッピングモール街、連休には飛行機を使用してフィリピンの都市・マニラに行くことができるため、語学留学生活に線引きをしっかりと引くことができつつ、フィリピン生活も楽しむことができる点でおすすめです。都市街への留学では遊んでしまう人も多いため、そのような不安がある人にはターラックは最適です。

③  留学費用の目安

学校費用は4週間で10万円~15万円程度となっています。基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。語学学校自体が少ないため選択肢が少ないことが難点ですが、そこまで留学費用は高くありません。生活費は4週間で3~4万円あれば十分ですが、マニラやショッピングモールに頻繁に行く場合にはプラスアルファで2~3万円程度は多めに用意していきましょう。

フィリピン留学におすすめの都市10:スービック

①  スービックの特徴

スービックは経済区域と経済区域外に分けることができ、経済区域はフィリピンでもトップクラスの治安の良さを誇ります。空気がとても綺麗で、ビーチや山々など自然も溢れ、フィリピンの魅力を凝縮した街となっています。一方でフィリピンのハワイとも称されるリゾート感を持ち、優雅な語学留学生活を送ることが可能です。

②  留学におすすめの点

留学生内の日本人比率が低く、英語での意思疎通が必要なため語学留学生活には最適な環境で英語の学習をすることができます。また、周囲にはアヤラモールやSMモールといったフィリピンを代表とするショッピングモールがあり、勉強に疲れた時の息抜きもしっかりとすることができます。衛生的にも安全で、リゾート地での余暇のような生活を送ることができます。

③  留学費用の目安

スービックの語学学校は「Keysyone」と「iYES」のわずか2校であり、それぞれ4週間の学校費用で言えば、Keysyoneは15万円、iYESは18万円程度となっています。どちらも基本的には寮付き・食事3食付きの価格です。生活費用は他都市と比べても大きくは変わらず、4週間で5万円程度あれば十分です。経済区域内には買い物ができる場所も多いため、自分で費用をコントロールしていきましょう。

フィリピン留学におすすめの都市11:タガイタイ

①  タガイタイの特徴

フィリピン人の憧れの都市・タガイタイ。その理由は日本の避暑地・軽井沢のような住み心地の良さや美しい湖(タール湖)などが近くにあることで、優雅な生活を送ることができるからです。都市自体700メートルの標高があり、年間を通して24~26度くらいの気温で、住み心地がとても良いことが魅力です。

②  留学におすすめの点

タガイタイの語学学校は「Face to Face」という名前の学校のみです。ほかの都市ではどうしても語学学校の影響から様々な文化や言語が入り混じっていますが、タガイタイでは純粋に英語か、あってもタガログ語などに触れることしかありません。周囲に誘惑もなく、語学に集中したい場合にとてもおすすめの街と言えるでしょう。

③  留学費用の目安

タガイタイの語学学校「Face to Face」の学校費用は4週間で18万円程度です。こちらも寮付き・食事3食付きの価格となっています。タガイタイで語学学校生活を送る場合には遊びにいく場所も限られているため、生活費自体は4週間で3~4万円を見れば余裕のある生活を送ることができます。

まとめ

今回の記事ではフィリピン留学におすすめの都市について紹介しました。フィリピン留学の都市を決める際には「英語を勉強したいのか」「観光がしたいのか」など、目的をきっちりと定めておきましょう。目的を定めておくことで最適なフィリピン留学先の都市を選ぶことができるでしょう。

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FlyOut編集部

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