カナダは留学先として、雄大な自然と国際色豊かな都市があることで非常に人気の高い国です。
各都市でそれぞれ特色のある留学プログラムがあるだけでなく、その教育水準が高いことでも知られています。長期留学、短期留学、ワーキングホリデーなど、自身の興味や目標に合った留学が可能です。
今回はそんなカナダ留学でおすすめしたい都市をご紹介します。
目次
カナダ留学におすすめの都市①:トロント
トロントはカナダの経済の中心地です。日本との時差は14時間ありますが、日本からの直行便が出ているのでアクセスにも便利です。ダウンタウンには高層ビルが立ち並ぶ金融街があり、コリアンタウンやリトルイタリーが存在するグローバルな都市です。
語学学校の数も豊富で、世界中から学生が集まり勉強しています。観光地も豊富で大自然を楽しんだり野球観戦をはじめとするアクティビティを満喫したりできます。
トロント留学のおすすめポイント
カナダ留学全般で言えることですが、トロントでの留学形態は人それぞれであり、海外生活を体験したいなら短期留学、仕事で英語を使うならスキルアップ留学、または働くことで語学を身に付けたいならワーキングホリデー、専門分野を学びたいなら大学進学と、幅広い選択しの中から選べます。どの留学もさまざまな人種の人々と交流でき、グローバルな視野が持てるでしょう。
トロント留学の費用
留学費用は留学形態によりますが、トロントでは語学留学で1ヶ月滞在すると40万円から50万円ほど、ワーキングホリデーでは3ヶ月で160万円で、プラスアルファで収入も10万円から20万円ほど得られます(職種により異なる)。また、保険料や滞在費などは学校やそのプログラムによって異なります。物価は日本と同等、もしくはそれより少し高いと覚えておきましょう。
カナダ留学におすすめの都市②:バンクーバー
バンクーバーはカナダ西部に位置し、トロント、モントリオールに次ぐ第三の都市です。豊かな自然と洗練された街並みから多くの観光客が訪れます。人口は200万ほどでアジア系移民が多く、語学学校等をはじめとする教育機関が多くあります。日本食を楽しめるレストランやスーパーも多く、日本人にとっては住みやすい都市です。
バンクーバー留学のおすすめポイント
大都市であるバンクーバーは交通の便が良く、ショッピングモールや美術館などの施設も多くあり、都会ならではの生活を楽しむことができます。短期留学であればアクティビティが充実している私立学校、3ヶ月以上の長期留学であれば、大学の付属語学学校をおすすめします。キャンパスの雰囲気も楽しめ、大学生と知り合えるのもポイントです。
バンクーバー留学の費用
授業料は選ぶ学校によって変動しますが、長期留学か短期コースかによっても費用が大きく変わってきます。短期留学でアクティビティをたくさん楽しみたい場合は、当然娯楽費が多くかかってきます。また、食費や日用品の購入などに関しても、地方都市に比べて中心都市であるバンクーバーは物価が比較的高くなります。
カナダ留学におすすめの都市③:モントリオール
モントリオールはカナダの東側に位置しているケベック州最大の都市です。フランス語が飛び交いヨーロッパの雰囲気も持つ華やかな都市として知られています。ノートルダム大聖堂やオリンピックパークなど、自然と一体になった歴史的建造物や建物が観光客を魅了しています。語学学校も多くあり、英語だけではなくフランス語も学びたい人にもおすすめです。
モントリオール留学のおすすめポイント
多くの語学学校があり、自然を楽しむアクティビティが充実しているだけでなく、少人数制のクラスで英語を学ぶことができます。大都会に比べて日本人は比較的少ないので、語学学習に集中したい人におすすめです。また、フランス語圏の都市なので、英語とフランス語の両方を学びたいという人向けの語学講座も選択できます。
モントリオール留学の費用
モントリオールでの語学留学は、州立か私立か、または短期か長期かによって費用に差がありますが、ほかのカナダの都市に比べてリーズナブルに留学できます。1ヶ月3万円から6万円ほどの家賃のほか、交通費もトロントなどの大都市に比べると安価です。留学生には優しい街と言えるでしょう。
カナダ留学におすすめの都市④:ビクトリア
ブリティッシュコロンビア州の州都であるビクトリアは、カナダ西部にある島にある都市です。かつてイギリスの植民地であったことから、イギリス風の建物や文化が残り美しいイングリッシュガーデンを見ることができます。気候も過ごしやすく、退職後に住みたい街としても人気なほど快適な都市です。
ビクトリア留学のおすすめポイント
豊富な語学学校がありますが、とくに海外生活は初めてというビギナーレベルの人におすすめです。現地の人もおおらかでフレンドリーなので、留学生活が送りやすいと好評です。また、老舗の語学学校が多く、短期長期にかかわらずアットホームな環境で英語を学ぶことができます。ネイティブの先生たちとの距離も近く、授業を通じて仲良くなりやすい点も魅力です。
ビクトリア留学の費用
ビクトリアの物価はカナダの中では平均的ですが、家賃はやや高めです。ルームシェアやホームステイ、寮生活するなど、形態によって異なるので工夫次第で家賃を抑えることも可能です。一方、気候の良さや環境が整備されていることから、治安も良く女性の留学にも人気です。そのほか、日本食レストランが多くワーキングホリデーで仕事を探しやすい点も魅力です。
カナダ留学におすすめの都市⑤:オタワ
オタワはカナダの首都です。オリエンタル州にある都市で、フランス語を公用語とするケベック州と隣接しています。一方では英語圏、また一方ではフランス語圏とそれぞれの文化を楽しめるユニークな街です。大自然に囲まれた小都市であるため、英語学習に集中できるという点で留学生に人気です。
オタワ留学のおすすめポイント
オタワ留学の魅力は豊富なアクティビティを体験できることでしょう。美術館や歴史博物館が多いだけでなく、サイクリングや冬には川の上でアイススケートも楽しめます。フェスティバルも多く、賑やかな留学生活を満喫できます。また、語学学校ではホームステイ先を紹介している学校が多く、日本の文化を紹介したり、お互いの趣味について話し合ったりと、よりネイティブと親密になりたい人にはとくにおすすめです。
オタワ留学の費用
留学費用はカナダの中では平均的で、1ヶ月の短期留学で30万円ほどです。ビジネス英語を学べるコースや大学進学クラスなど、授業内容によって変動します。日本食のレストランも多く、ワーキングホリデー先としてもおすすめの都市です。
カナダ留学におすすめの都市⑥:カルガリー
カナダ中西部にあるカルガリーはアルバータ州最大の都市です。トロント、モントリオールなど、主要な都市に次いで第5位の都市であり、田舎のゆったりとした暮らしと都会の華やかな暮らしのどちらも楽しめる都市です。山が近く、冬にはスキーなどのウィンタースポーツを思い切り楽しめます。また、夏にはカウボーイレースが行われ、世界中から観光客が訪れます。
カルガリー留学のおすすめポイント
語学学校はカナダのほかの都市に比べると数が少なく、初級者や中級レベルを対象としている学校がほとんどです。留学生は比較的少ないため現地のカナダ人と交流する機会が多くつくれる点もおすすめポイントです。夏は過ごしやすくイベントも多いですが、冬の寒さは厳しいので対策が必要です。自然に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごしながら語学を学びたいという人におすすめです。
カルガリー留学の費用
カルガリーは治安が良く、物価が安いのでよりリーズナブルに留学生活を送ることができるでしょう。ホームステイでも賃貸でも家賃が低めであるほか、C-Trainと呼ばれる電車は一定のゾーンは無料で乗り降りができるなど、留学生に非常に優しい都市と言えます。
カナダ留学におすすめの都市⑦:ウィスラー
ウィスラーはバンクーバーからバスで2時間ほど北に位置する都市です。世界でもスキーリゾートとして知られ、スキーヤーやスノーボーダーには最高の留学先と言えるでしょう。オリンピックの会場にもなったウィスラーには、豊富なスキーコースがあるため、英語力を磨きながらウィンタースポーツを思う存分楽しむことができます。また、夏にはラフティングなどのアクティビティも楽しめ、アウトドア派にとっては最高の都市です。
ウィスラー留学のおすすめポイント
語学留学や資格対策、長期留学などの幅広い留学ができますが、リゾート地なので日本人留学生の数が少なく、学校自体の数も少ないです。その分、現地の人や他国の留学生などと交流ができ、ネイティブの先生との距離も近いのが特徴です。また、スキーやスノーボードのインストラクターの資格が取得できるコースもあり、英語力を磨きながら資格も取れるという点で人気です。
ウィスラー留学の費用
ウィスラーはリゾート地なので治安は大変良く、女性でも安心して留学できます。一方、物価が高く家賃も高めなので慎重に選びましょう。ただし、ホテルやロッジが多いので仕事の求人が多く、ワーキングホリデーをされる方にはおすすめです。
まとめ
カナダ留学におけるおすすめの都市をご紹介しました。どの都市も歴史や文化を反映したユニークな街並みと大自然が魅力的です。フランス文化をはじめとする他国の文化も楽しみつつ、英語を学ぶにはカナダ留学がおすすめです。ぜひ、カナダ留学の都市選びの参考にしてください。
FlyOut編集部
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