留学したいけど、お金が無いからと諦めかけていませんか?実は格安で留学する方法が存在します。留学にはいくつも選択肢があるので、100万円も200万円も資金が無いからと諦める必要はありません。格安留学の方法を知って、自分に合った留学を実現させましょう。
目次
留学を格安で実現する方法
格安で留学を実現する方法には主に3つあります。以下で詳しく説明していきます。
総じて滞在費用の安いアジアに留学にする
アジア圏での語学留学地として最もポピュラーな国として、フィリピンがあります。今や格安留学の代名詞的な存在で、留学を調べている人であれば、1度はフィリピン留学やセブ島留学、というワードを目にしたことがあるのではないでしょうか。アメリカやオーストラリアなど、英語圏の留学先として人気国に1ヶ月留学する場合、渡航費など諸々込みでおおよそ40万円程度の予算をみる必要があります。一方フィリピン留学であれば、25~30万円で検討が可能です。
フィリピン:約25万円(1ヶ月の授業料、渡航費、生活費等)
格安留学が実現可能とされる要素には、渡航費・学費・物価の主に3つが挙げられます。発展途上国であるフィリピンは物価が安く、日本で暮らす半分以下で生活が可能です。外国人留学生が相手でも法外な学費設定ではないことが、格安留学を実現しています。
格安だからと言ってフィリピンに留学して、英語力は伸びるのか?という疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、心配は無用です。フィリピンは第二公用語として英語が使われており、英語力はアジア圏で1位の評価を得ています。特に英語講師を職業としている人たちの英語力は高く、TOEICやIELTSといったテストの高スコア保持者ばかりです。フィリピン留学はアジア人留学生が大多数を占めており、アジア人の英語の発音やつまづきやすいポイントを理解している点もメリットとして挙げられます。
また、英語が母国語ではない世界88か国の英語レベルを調査したEFのデータによると、日本は49位(先進国最下位)で英語レベルが「低い」にランクされている中、フィリピンは14位(アジア圏1位)の「高い」に位置しています。
授業料が無料のヨーロッパ留学にする
ドイツやフィンランド、アイスランド、ノルウェーなどの国に留学することを指します。これらの国の大学は授業料が「無料」となっているケースが多数あります。
※学校への登録費用などで数万円程度かかるところもあるようですが、授業料は無料です。
ヨーロッパの大学に居ながら英語で受けられる授業に参加できるため、まさに英語を習得する格安留学が実現できます。
留学と仕事をセットにすることで学費を無料にする
現地で語学学校に通いながら仕事をすることで、学費無料としているゼロ円留学というものもあります。フィリピンでは、コールセンターの仕事が中心で仕事は週に5日間。レッスンと仕事が半々になるような調整がされています。日本人スタッフが常駐しており、日本語で仕事が出来るので英語が苦手な人でも問題ありません。
さらに、語学学校の学費だけでなく、現地宿泊費まで無料になります。渡航費・食費をまかなえば良いだけなので、かなりお得な留学方法であると言えます。
①フィリピンなどのアジアに留学する
②ヨーロッパに留学する
③留学と仕事をセットにする
行きたい国やプログラムの留学費用が高ければ給付型奨学金を利用
学校内だけでなく、生活環境の全て英語環境が良いアメリカやカナダ、イギリスなど、英語圏の国になんとしても留学したいという方には、奨学金制度を利用する方法もあります。
国主導の留学支援を行っている機関
日本には海外留学を支援する奨学金制度が設けられています。
ここからは、5つの事業団体についてご紹介します。
JASSO
「独立行政法人 日本学生支援機構」が運営している奨学金制度です。国費を財源として若者が経済的な理由で進学を断念することがないよう、返還義務のない奨学金給付により、進学を後押ししています。一度でも大学へ入学したことがある人及び高等専門学校第4学年に進級した人、さらに家計の状況が良好な場合は、残念ながら申込資格がありません。
各高等学校等から推薦された人が選考の対象となり、JASSOによって給付奨学生採用候補者が決定される仕組みです。求められる要件は多いですが、手厚い支援を得られます。
文部科学省トビタテJAPAN
民間資金を活用した留学支援制度です。大学生だけでなく、高校生も対象となっており、留学内容・渡航先・期間(14~1年間)を自由に設計することが可能となっています。認知度の高い奨学金制度で、第10期の募集(平成31年2月に合否通知)では、約1400人もの学生から応募がありました。生活費や学費の支給額は渡航先によって異なります。
日本政策金融公庫
原則6ヶ月以上の留学で、中学校卒業以上の人を対象とする教育施設が対象となっています。学校納付金以外にも、学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)、在学のため必要となる住居費用(アパート・マンションの敷金・家賃など)教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用など幅広く利用できることが特徴です。支援金は世帯の年間収入によって異なります。
経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金
経団連によって指定された国内61校の大学生に対して、提供される奨学金制度です。年間30名程度に対し、1人100万円を一括で支給しています。2019年度の募集は終了しています。
海外の政府主導の留学支援制度も利用できる
海外政府が、自国に留学を希望する海外留学生に対して行う、奨学金給付制度もあります。
・アメリカ(フルブライト)
日米間のフルブライト・プログラムは、所属機関・居住地・人種及び信条に関係なく、応募者個人の資質に基づいて選考する一般公募の奨学金制度です。運営資金は日本とアメリカの政府で折半されています。これまでに約6,500人の日本人が、この奨学金プログラムから留学を果たしています。
・オーストラリア(エンデバー奨学金)
オーストラリア連邦政府・教育訓練省によって運営されている奨学金プログラムです。旅費、生活費、海外保険、授業料がカバーされます。
・カナダ(ヴァニエ・カナダ大学院奨学金)
カナダ人及び外国人留学生を対象とした国際奨学金・助成金プログラムです。年間最大500名に対し、50,000カナダドルが最長で3年間給付されます。
・イギリス(英国外務省チーヴニング奨学金)
イギリス政府が提供している大学院が対象の奨学金です。対象期間は1年間で、学費・生活費・渡航費などのあらゆる支援を得られます。
地方自治体が主導となっている留学支援制度もある
国や民間企業運営ではなく、各地方自治体が提供している給付金制度もあります。
例えば東京都であれば、海外留学奨学金のほかに、海外ホームステイ奨学金というものも用意されています。自分が住んでいる自治体に留学支援制度がないかどうか必ず確かめるようにしましょう。
まとめ
留学には大きな費用がかかるイメージがつきものですが、選択肢は膨大であり今見えているものが留学のすべてとは限りません。それと同時に、かけた費用の額に応じて得られる成果が変わるものでもありません。自分の状況や目的に合った留学プランを工夫して組んでみてください。
FlyOut編集部
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